カプコンは目の不自由なプレイヤーが『ストリートファイターV』をプレイできなくなっている問題について、その他のバグと共に3月初週に修正する予定と発表している。
『ストリートファイターV』では最新のアップデートでゲームのオプション設定にあった「ステレオ音声」に変更する項目を削除してしまったため、目の不自由なプレイヤーが従来のようにプレイできない状態になっている。ゲーム内の音声がモノラルに変更されたことで、以前は多方向から(立体的に)聞こえていた音が一方向から聞こえてくるようになり、目の不自由なプレイヤーは対戦中にキャラクター同士の位置を把握できなくなったという。
このバグはブラインド・ウォーリアー・スヴェンがツイッター上で発表したもので、彼は『ストリートファイターV』とゲーム内の設定オプションについて『NME』に声明を出していた。「これまで『ストリートファイターV』はプレイできる素晴らしいゲームでした。ゲームの90パーセントが良好なオーディオ・キューでカバーされており、私でも質の高いプレイをすることができました」
Please, @streetfighter @capcomfighters or anybody else at Capcom. I just installed the new patch on my pc, went to training mode and discovered that all character sound effects like attacks, hits, jumps, block, voices etc are mono (centered).
— BlindWarriorSven (@SvenvandeWege) February 22, 2021
「最新のパッチをインストールした後、ゲームの音声がステレオではなくモノラル・サウンドに変更されていたことに気が付き、ショックでした。これにより、対戦中にキャラクター同士の位置がわからなくなり、今までのように質の高いゲーム・プレイをすることが難しいというか、むしろできなくなってしまいました」
We are aware of various bugs introduced with Season 5, including online battle de-syncing after using Necalli’s V-Trigger I, game sound effects output to mono, and more.
Details and estimated patch updates here:
— Street Fighter (@StreetFighter) February 26, 2021
ストリートファイター公式ツイッター・アカウントは3月初週に修正される予定のバグに関する詳細なリストをツイートしており、そのなかにはステレオ音声の再導入も含まれている。またゲームプレイ中にF12のスクリーンショット機能を使用するとゲームクライアントが強制終了してしまう問題など、最新アップデートで発生したその他の問題にも対処するとしている。
ストリートファイターの公式アカウントは次のように発表している。「ネットワーク対戦時、ネカリのVトリガーI『力の奔流』を使用した際に、対戦が正常に進行せず、通信エラーが発生する場合があることやバトル中の一部SEがモノラルで再生されてしまうなど、シーズン5の導入に伴い様々なバグが発生していることを我々も把握しております」
また関連ニュースとしては、エピック・ゲームズの『フォートナイト』にはストリート・ファイターを代表するキャラクターのリュウと春麗が追加されている。
人気のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』にストリート・ファイターの2人のキャラクターが登場することが2月20日に公開されたトレイラー動画で明らかになっている。動画は昔なつかしい「ストリートファイターII」のアーケード機の中で、リュウと春麗が対戦する様子から始まる。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.