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スクウェア・エニックス・グループはウクライナでの人道支援を目的として50万米ドル(日本円で約5,900万円)の寄付を実施すると発表している。ウクライナでは依然としてロシアによる軍事侵攻が続いている。

『ファイナル・ファンタジー』シリーズなどで知られるスクウェア・エニックス・グループは3月15日付の公式ツイッター・アカウント(英語版)で次のように発表している。「スクウェア・エニックス・グループは、ウクライナにおいて被災された方々や、周辺地域に避難された方々への人道支援を目的として、国連UNHCR協会を通じて、義援金50万米ドルを寄付することを決定いたしました」

ロシアの軍事侵攻により、現在は何百万人ものウクライナ難民がポーランドなどの近隣諸国に避難を余儀なくされている。

「また、グループ各社は、赤十字国際委員会やユニセフ、国境なき医師団への寄付のために社員募金を実施し、集まった募金と同額を寄付するマッチング制度による人道支援を目的とした追加寄付も行う予定です」と述べており、次のようなメッセージで文章を締めくくっている。

「スクウェア・エニックス・グループは、この度の事態に際し、一刻も早く平和が戻り、被災された方々が日常を取り戻されることを心から願っています」

2月にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以来、多くの企業やゲーム開発会社がウクライナに協力する姿勢を示しており、同国とその難民をできる限り支援することを表明している。例えば、ポーランドのゲーム開発会社のCDプロジェクト・レッドはロシアとベラルーシ市場での自社タイトルの販売を停止すると発表しており、『ザ・メディウム』や『レイヤーズ・オブ・フィアーズ』の開発元であるブルーバー・チームも同様に販売停止を発表している。

また、海外での『エルデンリング』のパブリッシャーであるバンダイナムコグループはウクライナの人道支援のため、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに1億円(約65万ポンド)の寄付を実施すると発表している。

同社は3月10日付のプレスリリースで「今回被害にあわれた方々や地域に1日も早く平穏な日々が訪れることを願っております」と述べている。

その他のニュースとして、スクウェア・エニックスは3月10日にリリースされた『チョコボグランプリ』でプレイヤーから寄せられた不具合について、原因究明と対処を進めているとツイートしている。

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