Photo: Mojang, Build The Earth

『マインクラフト』内ではニューヨークシティを再現するプロジェクトが進行しており、2700人を超えるプレイヤーが参加している。

アメリカの住まいと暮らしの情報サイト『カーブド』の報道によると、このプロジェクトは『マインクラフト』内で地球上のあらゆる地形を1/1スケール・モデルで再現することを目指すプロジェクト『ビルド・ザ・アース』の一部として進められている。その中でも最大規模の参加人数を誇る「マインファクト・ネットワーク」がニューヨークの実寸大モデルの制作に取り組んでいる。なお、「ブロック」1つを1立方メートルに換算して制作されているという。

記事執筆時点の参加人数は2793人となっている。さらに「ビルド・ザ・アース」の他の再現プロジェクトにも数千人ものメンバーが参加している。

ドイツ在住の21歳のプログラマー「マインファクト(MineFact)」がニューヨークシティ再現プロジェクトの発起人となっている。彼は元々、地元・フランクフルトの街並みを再現しようとGoogle Mapのデータを『マインクラフト』に取り込むプログラムを作成する予定だったが、ニューヨークの方がマップデータが多く公開されており、再現しやすいことに気づいたという。

このプロジェクトはスタートから2年経った現在も制作が進められており、週ごとに取り組むエリアを変える制作方法を採用している。

「マインファクト」は制作工程について「ある週はチャイナタウン地区、次の週はトライベッカ地区、その次の週にはバワリー地区、そしてまたチャイナタウンに戻ってくる、という具合に、複数のエリアを順次作成していくことで、飽きないように工夫しています」と説明している。

ほとんどの建物は外装のみ再現されているが、中には内装まで忠実に再現されている建物も存在するという。例えば、グランド・セントラル駅はGoogle Mapのデータが豊富に公開されており、どうしても細部にまでこだわりたいメンバーが、内装の色合いや形を確認するために現地に赴き参考写真を撮影したという。

その他のニュースとして、『エルデンリング』でチート行為を行っているハッカー「マルコム・レイノルズ」は、自分のしていることはアンチ・チート対策の強化を制作側に呼びかけるための「必要悪」だと語っている。彼は同タイトルのコードを改変してゲーム本編では使えないはずのデバッグツールで他のプレイヤーに不正行為を強制しており、その様子を自身のYouTubeチャンネルに投稿している。

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