レビュー収集サイト『メタクリティック』は毎年恒例の「第12回ゲーム・パブリッシャー・ランキング」を公開しており、2021年に最高のゲームをリリースしたパブリッシャーの第1位にマイクロソフトの「Xboxゲーム・スタジオ」が選出されている。
一方、任天堂はこのランキングが開始された2011年以来、初めてトップ10入りを逃している。
『メタクリティック』は次の4つの項目に基づいてゲーム・パブリッシャーをランク付けしている。
・リリースされたタイトルの平均「メタスコア(メタクリティック独自の方法で算出)」
・「グッド評価(メタスコア75点以上)」のタイトルの数の割合
・「バッド評価(メタスコア49点以下)」のタイトルの数の割合
・「グレート評価(メタススコア90点以上)」のタイトルの数
なお、このランキングの対象となるのは2021年末までの1年間に5本以上の作品をリリースしたゲーム会社のみとなっている。
第1位に選ばれたXboxゲーム・スタジオは、2021年に10作品をリリースしておりそのうち5作品はマルチプラットフォーム向けのゲームとなっている。10作品中7作品が「グッド評価」となっており、残りの3作品は「グレート評価」となっている。「グレート評価」がついた作品は、『フォルツァ・ホライズン5』、『サイコノーツ2』、XboxシリーズX版『マイクロソフト・フライト・シミュレータ』となっている。10作品のメタスコアの平均値は「87.4点」なっており、マイクロソフト(Xboxゲーム・スタジオ)はメタクリティックのゲーム・ランキング史上初めて85点を越えたゲーム会社となっている。
Metacritic's 12th Annual Game Publisher Rankings: https://t.co/GdpoplXeLP pic.twitter.com/FSEmGYG6Xj
— metacritic (@metacritic) March 9, 2022
第3位にはインディゲーム会社のハンブル・ゲームズが選ばれており、7作品をリリースしている。特に、アクションRPG『アンサイテッド』やパズルゲーム『アンパッキング』などが高く評価されており、同社のランキングを押し上げている。
ランキングトップ10は次の通りとなっている。ランキングの結果はこちらから閲覧できる。
https://www.metacritic.com/pictures/2022-game-publisher-rankings
1. Xboxゲーム・スタジオ
2. ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント
3. ハンブル・ゲームズ
4. アクティヴィジョン・ブリザード
5. ベセスダ・ソフトワークス
6. カプコン
7. バンダイナムコ
8. セガ
9. エレクトロニック・アーツ
10. 505ゲームズ
任天堂については2021年に『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』や『メトロイド・ドレッド』などの人気シリーズの新作をリリースしたものの、同ランキング史上初めてトップ10ランク外となり、14位にランクインしている。
その他のニュースとして、「NMEアウォーズ2022」では『メトロイド・ドレッド』がゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
『メトロイド・ドレッド』以外にノミネートされた作品は、343インダストリーズの『ヘイロ・インフィニット』やIOインタラクティヴの『ヒットマン3』、そしてハンブル・ゲームズの『アンパッキング』とアーケイン・スタジオズのFPSゲーム『デスループ』となっていた。
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