初開催となったゲイミング・アウォーズ(Gayming Awards)の授賞式の様子が現地時間2月24日にツイッチで独占配信され、9つの部門の受賞者/作品などが発表されている。
『ハデス』、『テル ミー ホワイ』、『イフ・ファウンド…』はそれぞれ2つの賞を受賞した作品となっている。
ゲイミング・アウォーズの賞の大半は、LGBTQ+ゲーム業界の専門家による国際的な審査委員会によって決定され、「LGBTQストリーマー・オブ・ザ・イヤー賞」と「読者賞」は一般投票で決定している。
また、ゲーム開発者であるロバート・ヤンはゲーム業界でのLGBTQ+コミュニティの地位と知名度の向上に対する貢献が認められ、「ゲイミング・アイコン賞」を受賞している。
受賞式はエレクトロニック・アーツが主催し、コメディアンのスージー・ラッフェルが司会を務めていた。各部門の賞はPlayStation、Xbox、スクウェア・エニックスをはじめとするゲーム業界の主要ブランドがスポンサーとなっている。
ゲイミング・アウォーズはゲームでのLGBTQ+の多様性や描写を称える世界初の表彰式で、その様子を11万人以上のユニーク・ユーザーが閲覧している。
ゲイミング・アウォーズは主にゲームでのLGBTQ+コミュニティについて情報提供している2019年設立のオンライン・マガジン『ゲイミング・マガジン』が開催している。
『ゲイミング・マガジン』の創業者であり、編集者のロビン・グレイは声明の中で次のように述べている。「世界初のLGBTQゲーム・アウォーズ授賞式を開催したと言えることをとても誇りに思います」
「2020年はゲーム内でのLGBTQの多様性の尊重における真の分岐点となる年であり、オンライン上ではありましたが、みんなでお祝いできたのは素晴らしいことでした」
受賞者/作品などは以下の通り。
・ゲーム・オブ・ザ・イヤー:『ハデス』
・ゲイミング・アイコン賞:ロバート・ヤン
・『ゲイミング・マガジン』読者賞:『ハデス』
・最優秀LGBTQインディー・ゲーム賞:『イフ・ファウンド…』
・業界ダイヴァーシティー賞:「アイ・ニード・ダイヴァース・ゲームズ」
・LGBTQストリーマー・オブ・ザ・イヤー:ディアー
・最優秀LGBTQキャラクター賞:『テル・ミー・ホワイ』のタイラー・ローナン
・オーセンティック・プレゼンテーション賞(本格的な描写賞):『テル・ミー・ホワイ』
・最優秀LGBTQナレーション賞:『イフ・ファウンド…』
関連ニュースとしては米国のLGBT団体のグラードの年次報告書によると、テレビ・シリーズでのLGBTQの登場数は5年ぶりに減少しているという。
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