『ヴァルヘイム』や『サティスファクトリー』などを開発したコーヒー・ステイン・スタジオがロシア軍のウクライナ侵攻で被害を受けた人々への支援として慈善団体に20万7000ポンド(約3100万円)を寄付することを発表している。
コーヒー・ステイン・スタジオは同社の公式ツイッターとインスタグラムに次のようなメッセージを投稿している。「今まさに、ウクライナで起きている無益な戦争で、何百万人もの罪のない人々が苦しんでいます。(今回の寄付が)少しでも戦禍に巻き込まれた方々の支援に繋がることを願っています」
コーヒー・ステイン・スタジオは、ウクライナで支援活動を行っている慈善団体のセーブ・ザ・チルドレンと赤十字社に寄付するという。さらに、「もし可能な方は、私たちと共にセーブ・ザ・チルドレンや赤十字社、あるいはご自身が選んだ慈善団体に寄付して、ウクライナの人々を支援していただきたいと思います」と呼びかけている。
コーヒー・ステイン・スタジオはTHQなど多くのゲーム制作会社を買収したエンブレイサー・グループの子会社となっている。エンブレイサー・グループは2月28日に、SOS子どもの村、アクトアライアンス、赤十字社などの慈善団体に100万ドルを寄付している。さらに同社のCEOであるラルス・ヴィンゲフォルスは、この寄付金と同額の100万ドルを個人資産から寄付しており、ロシア軍侵略の影響を受けた社員たちを支援するとしている。
現在、ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議して、ゲーム業界の多くの企業がロシアでの販売やサービスを停止している。テイクツー・インタラクティブはロシアからの事業撤退を発表しており、エピック・ゲームズもロシア市場でのゲーム内アイテムの販売停止を発表している。
その他のニュースとして、ソニーは『グランツーリスモ 7』のロシア市場での販売を中止したと見られている。また、マイクロソフト社長のブラッド・スミスも、同社がロシアでの販売を全面的に中止することを3月4日の公式ブログで発表している。「我が社がロシアで展開している各種事業を停止します」と述べており、ロシアが「ジュネーヴ条約に違反する」サイバー攻撃をウクライナの企業や団体に仕掛けたとして非難している。
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