Photo: FromSoftware

アクションRPG『エルデンリング』のゲーム内通貨「ルーン」がeBayで売買されていることが報じられている。ゲーム内コンテンツを売買する「リアルマネートレード」は『エルデンリング』の利用規約で禁じられており、eBayへの出品者はもちろん購入者も利用停止処分を受ける可能性がある。

フロム・ソフトウェアが手掛けてきた『ソウル』シリーズ作品と同じく、『エルデンリング』には敵を倒すことで通貨「ルーン」を獲得し、主人公のレベルアップやアイテム・装備の購入に利用できるシステムが導入されている。また、ゲームには「デス・ペナルティ」があり、プレイヤーがゲーム内で死亡した場合はフィールド上(死亡場所)に手持ちの通貨が全額ドロップされてしまう。

『ユーローゲーマー』は「ルーン」がeBayで売買されていることを現地時間3月4日に報じている。取引は「100万〜2000万ルーン」の間で行われており、記者でプレイヤーのエド・ナイチンゲールは実際に「200万ルーン」を11ポンド(約1670円)で購入してみたところ、出品者とゲーム内で合流して購入額を受け取ることができたという。とはいえ、詐欺の可能性もあり得るため、購入は慎重に検討する必要がある。

エド・ナイチンゲールは「200万ルーン」の購入後、主人公のレベルを14から99まで一気に強化させたものの、武器・装備がそのままだったため高ステータスをうまくプレイに反映できなかったと説明している。また、「デス・ペナルティ」によって残りの通貨が消失してしまう可能性があるのにもかかわらず、利用規約に違反してまで「ルーン」をゲーム外で購入する事に疑問を呈している。

『エルデンリング』の利用規約ではゲーム内コンテンツを売買する「リアルマネートレード」が禁止されており、違反した場合は「プレイヤーへの警告、記録データの削除、本サービスの利用一時停止もしくは、永久的な停止を実施することができるものとします」と明記されている。

また、同タイトルについてはゲーム攻略情報サイト『フェクストラ・ライフ』で物語の舞台となる「狭間の地」のゲームの進行をサポートするインタラクティヴ・マップが先日公開されており、マップではフィールド上に点在するアイテムや「黄金樹の恩寵」の位置情報を一目で確認できるようになっている。なお、マップの一部は現在も制作中のため、公開中のマップではロケーションに多少のズレや情報のモレが見られる場合もあるという。

その他のニュースとして、ロシア向けのニンテンドーeショップが現在メンテナンス中となっており、ダウンロードソフトや追加コンテンツなどの購入などができない状態となっている。サイト上では「ニンテンドーeショップが使用している決済サービスが(ロシア通貨の)ルーブルでの決済処理を停止したため、ロシアのニンテンドーeショップは一時的にメンテナンスモードになっています」と説明されている。

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