Photo: Eagle Dynamics

ウクライナへの軍事侵攻が激化する中、イーグル・ダイナミクス社の開発チームが「誤解を招くようなゲーム動画を制作・投稿しない」よう訴えている。同社はコンバット・シミュレーション・ゲーム『デジタル・コンバット・シミュレーター』の開発を手掛けている。

先週、ウクライナ軍の戦闘機がロシア軍の戦闘機を撃墜する映像がインターネットに投稿されSNS等で拡散されたが、この映像のひとつがコンバット・シミュレーション・ゲーム『デジタル・コンバット・シミュレーター』のプレイ動画であることが明らかになっていた。

これを受けて『デジタル・コンバット・シミュレーター』の開発元であるイーグル・ダイナミクス社は、誤解を招く動画の制作や投稿をしないように公式ツイッター・アカウントで次のように呼びかけている。「ハードウェアとソフトウェアの技術的進歩により、『デジタル・コンバット・シミュレーター』のプレイ動画と現実の映像を見分けることは困難になっています。プレイヤーの皆様そしてゲーム業界全体にとって、進歩は素晴らしいことですが……」

「現在のウクライナ情勢をよく考え合わせて、誤解を招き人命に関わる恐れのある動画の制作や投稿は控えるようお願い致します。今ウクライナで起きている事態を思慮深く、真摯に受け止めましょう。『デジタル・コンバット・シミュレーター』についても、このようなフェイク動画の制作や投稿は控えるようお願い致します」

イーグル・ダイナミクス社は現在ウクライナで起きている戦闘の一刻も早い停止を願うとともに、「こういった(誤解を招くような)コンテンツが拡散されていることを指摘して注意を促してくれたコミュニティに感謝します」と続けている。

今回拡散された動画は、もともとYouTubeチャンネル「Comrade_Corb」に投稿されていたもので、動画のタイトルや概要欄には『デジタル・コンバット・シミュレーター』で作成されたことが明記されていた。ところが、SNSでシェアされる際にこれらの説明が無くなったことで、表現のリアリティも相まって、実際の戦闘の映像だと誤解を招く結果となっていた。

さらに、このゲーム動画をウクライナ国防省までもが公式ツイッター・アカウントで取り上げる事態となっていた。現在ツイッターの運営チームは、このフェイク動画が添付された投稿に英語の注意書きを付け加えて、これがゲームの映像であることを説明している。

『デジタル・コンバット・シミュレーター』に加えて、FPSゲーム『アルマ3』の映像を使用したフェイク映像も拡散されている。これについて『アルマ3』の公式ツイッター・アカウントでは次のように呼びかけている。「最近、MODを使い改造された『アルマ』シリーズのゲーム動画が、まるで今ウクライナで繰り広げられている実際の戦闘の様子であるかのように投稿されています。この件に関して我々は各メディアと連絡を取り合い事実確認を進めています」

その他のニュースとして、エレクトロニック・アーツは今週予定されていた『バトルフィールド 2042』の「アップデート3.3」のリリースを来週まで延期している。このアップデートではスコアボードの大幅な更新が含まれておりファンからの期待が高まっている一方で、延期が続き不満の声も上がっている。

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