Photo: Smith Collection/Gado/Getty Images

ゲームストップ社は2年間、最高財務責任者を務めたジム・ベルの退任を発表している。

この発表は現地時間2月23日のプレスリリースで明らかとなっている。プレスリリースによれば、ジム・ベルは同社のエグゼクティヴ・ヴァイス・プレジデントも兼任しているが、3月26日にその役職からも辞任するという。

ゲームストップ社は米国証券取引委員会への届け出では「ジム・ベルの退任は会計上の原則や慣習を含め、当社の経営、方針、慣習などの意見の食い違いによるものではない」と述べている。

しかし、『フォーブス』誌によれば、事情に詳しい情報筋は「ジム・ベルが追放されたのは、会社のビジネスの中心をeコマースに方針転換させたい取締役会が彼のことを信用しなかったからだ」と語ったという。

ゲームストップ社は「ゲームストップ社の『変革』を促進させる能力と資質」を持つ後任探しを開始したと発表している。

ジム・ベルの退任は取引市場での騒動から約1ヶ月後のこととなっている。同社の株価はレディットのr/WallStreetBetsの投資家グループと空売り業者(特にメルビン・キャピタル・マネジメント)との間での膠着状態となり、100ドル弱(約1万600円弱)から1月末には347.51ドル(約3万6500円)という驚異的な値段にまで上昇していた。その後、現地時間2月23日時点で44.97ドル(約4760円)まで下落している。

また、同社は3月26日までに後任が見つからない場合は、現職のシニア・ヴァイス・プレジデント兼最高会計責任者であるダイアナ・ジャジェを暫定的に最高財務責任者に任命すると発表している。

昨年11月、ジム・ベルは取締役会と同社の筆頭株主であるライアン・コーエンから批判を受けている。ライアン・コーエンは同社に宛てた手紙の中で、同社を実店舗を持つゲーム小売店から、ゲーマーにデジタルでの体験を提供するテック・ブランドに転換させるよう呼びかけていた。

ライアン・コーエンが呼びかけたビジネスモデルの戦略的転換が、ジム・ベルの退任に関するプレスリリースにあった「変革」に当たるのかについては現在のところ明らかとなっていない。

その他の関連ニュースとしては、映画会社のMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)が『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家であるベン・メズリックと契約を締結し、ゲームストップ株の出来事を描いたハリウッド映画を製作することになったと報じられている。

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