Photo: EA/Twitter

エレクトロニック・アーツの最高経営責任者であるアンドリュー・ウィルソンが社内会議で「FIFA」のライセンスが『FIFA』タイトル・シリーズの「足かせになっている」と発言したと報じられている。

『VGC』に寄せられた匿名のコメントによると、アンドリュー・ウィルソンは11月の社内会議の場で、国際サッカー連盟(FIFA)の名称使用のライセンスがエレクトロニック・アーツが手掛けるサッカータイトル『FIFA』シリーズの「足かせ」であり、従来の11人対11人のゲームモード以外のモードを開発することができないと述べたという。

さらにアンドリュー・ウィルソンは、ワールドカップ以外の年に我々がそのライセンスから得られる価値は「パッケージに印刷される4文字(FIFA)だけです」と発言したといわれている。彼は「過去30数年間、国際サッカー連盟とは素晴らしい関係を築いてきました」としながらも、その関係を解消する可能性もあるとして、次のように続けている。「『FIFA』ブランドは(かつて世間に認識されていた)サッカーの統括団体というより、ビデオゲームの名称として知られるようになってしまいました」

さらに、アンドリュー・ウィルソンは「ゲームプレイヤーと親和性の高い文化的で商業的なブランド」が「もっとゲーム内に参入する」ことを望んでいると語っており、具体的なブランドの例としてナイキを挙げた上で「FIFAはアディダスと契約関係にあるため、実現することができないのです」と指摘している。

昨年10月にエレクトロニック・アーツは「世界で人気を博するEA SPORTSのサッカーゲームの名称変更についても検討を進めています」とプレスリリースで発表していた。このニュースを受けて国際サッカー連盟は、他のゲーム会社とライセンス契約を結ぶことに前向きな姿勢を示しており、エレクトロニック・アーツの方針に対抗していると見られている。

昨年、エレクトロニック・アーツは『FIFA』のコンテンツの独占権を主張したため国際サッカー連盟との契約交渉が行き詰まっていたと報じられていた。『ニューヨーク・タイムズ』によると、FIFAは次の10年間のライセンス料を25億ドルに倍増するよう要求したという。

エレクトロニック・アーツと国際サッカー連盟との契約は2022年末に開催されるカタール・ワールドカップ終了後に終了する見込みとなっている。エレクトロニック・アーツのサッカーゲーム・シリーズは契約終了に伴い大きく変化する可能性がある。

その他のニュースとして、1993年のシューティング・ゲーム『ドゥーム』に収録されているフレーム(映像)の画像が、1枚1枚ツイッターに投稿されていくアカウント「ドゥームスクロール・ドゥーム・ボット」が登場している。このアカウントの投稿には「ドゥーム・スクローリング(SNSに没頭してネガティヴな情報ばかりを収集する行為)」を断ち切る効果が期待されている。

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