Photo: Square Enix

スクウェア・エニックスが数あるスーパーファミコンの名作タイトルを「HD-2D」版としてリメイクする方針であることが明らかになっている。

『ファミ通』によると、スクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルで配信された番組「SQEX浅野チーム開発ラジオ 第0回」に登場した『トライアングルストラテジー』の開発メンバーたちが、同社の社長である松田洋祐が「HD-2D」のアートスタイルを使って多くのスーパーファミコンのゲームをリメイクしたいと考えていることを明かしている。

『トライアングルストラテジー』のプロデューサーである浅野智也は次のように語っている。「『HD-2D』をもっと活かすべし、という社長命令……号令が出まして、過去作のリメイクだとかをちゃんと考えてみようと。で、どんなタイトルができるだろうかとラインアップを並べて、できるだけフェアにどのタイトルを『HD-2D』でやるとよさそうかを考えて社長のところに持っていって……」

「HD-2D」とは、スクウェア・エニックスが『トライアングルストラテジー』やファンタジーRPGの『オクトパストラベラー』などのゲームで採用しているアートスタイルのことで、昔ながらのドット絵と3DCGアニメーションを融合させたヴィジュアルが特徴となっている。

浅野智也は次のように続けている。「勝ち抜き戦じゃないですけど、いろいろ模索して、スクウェアとエニックスがスーパーファミコンで出したタイトル一覧みたいな。『HD-2D』にふさわしい、向いていない、麻雀タイトルとかは無理、みたいな。全部並べて『ライブ・ア・ライブ』が1番向いていますというプレゼンテーションをして。ちなみに第2位が『アクトレイザー』でしたね」

3月4日に発売されるNintendo Switch向けタクティクスRPG『トライアングルストラテジー』の公式サイトでは作品のストーリーが次のように紹介されている。「塩と鉄の利権をめぐり三国が大戦を続けてきた大陸『ノゼリア』。この物語は、とある国の戦乱を描いた正義と信念が紡ぐ英雄譚」

スクウェア・エニックスは2月10日に配信された任天堂の新作情報番組「ニンテンドーダイレクト」で、1994年に日本で発売されたRPG『ライブ・ア・ライブ』の「HD-2D」リメイク版を公開していた。

また、『ファイナル・ファンタジーXIV』のディレクター兼プロデューサーである吉田直樹は2月19日にライヴ配信された「第68回プロデューサーレターLIVE」で、現在行われている「第一次グラフィックスアップデート」の内容について明かしている。

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