Photo: Square Enix

『ファイナル・ファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹が、同タイトルにはNFTを導入しない意向を表明している。NFTとは「non-fungible token(非代替性トークン)」の略称で、ブロックチェーンの技術を使いデジタルデータを資産として所有できる仕組みとなっており、企業や投資家からの注目が高まっている。

吉田直樹は2月19日にライヴ配信された「第68回プロデューサーレターLIVE」のテスト放送の部分で、海外視聴者からの「No NFTs(NFTは反対)」というコメントに答える形で『ファイナル・ファンタジーXIV』にはNFTやブロックチェーンを導入しないと回答している。

「(ファイナル・ファンタジー)XIVではもう、一切ゲームデザイン上そういうものじゃないので、(NFTやブロックチェーンを)やる気はないので、もし不安に思ってるんだったら安心してほしい。それはもう明言しておくので、(NFTやブロックチェーンは)やらないです」

スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐は2022年1月1日付で公開された「年頭所感」の中で、NFTやブロックチェーンを活用したゲームに対する同社の考え方を述べており、これらの新しい技術を理解し駆使することで従来の「UGC(User Generated Content:一般ユーザーが主体となって作成されたコンテンツ)」の可能性を広げて、プレイヤー主体の新たなゲーム制作のあり方を実現できるのでないかと述べている。

NFTをゲームに活用することについては同社に対して多くのプレイヤーから批判が寄せられている一方で、松田洋祐の「年頭所感」が公開されたことにより、2022年の株式取引初日である1月4日にはスクウェア・エニックスの株価が8%上昇している。

吉田直樹はファンの多くがNFTやブロックチェーンに反対していることについて今回のライヴ配信でコメントしている。「NFTは反対だという声がツイッチ中心に、特にね、海外の人たちはすごくナーバスになってると思うんだ。スクウェア・エニックス社長の松田が所信表明みたいな形で今年の話を出したから、ちょっとやっぱりナーバスになってるなっていうところがあるなと思います」

このライヴ配信では他にも、最新アップデート「パッチ7.0」やゲーム全体のグラフィックを改善する「第一次グラフィックスアップデート」の情報が発表されている。「グラフィックスアップデート」は長期運営を見据えた段階的なアップデートとなっている。

また、ライヴ配信では『ファイナル・ファンタジーXIV』のフリートライアル版の配信が2月22日から再開することも明かされている。同タイトルでは、プレイヤー人口の増加が原因で生じていたログイン混雑を緩和するために、ゲームの販売と新規登録の受付を一時的に停止していた。

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