Photo: Nintendo

ゲーム・リサーチャー兼ハッカーの「DeepGameResearch」が、はるか昔の「シンオウ地方」を舞台とする『ポケモン レジェンズ アルセウス』に、本編では未使用のファイルが含まれていることを明らかにしている。このファイルにはゲーム内で現代風の部屋のなかでプレイできる内容がプログラムされているという。

「DeepGameResearch」は今回の発見をツイッターでシェアしており、その動画をコンテンツ・クリエイターの「Faz Faz」が自身のYouTubeチャンネルで紹介している。「Faz Faz」のYouTube動画では、本編には登場しない部屋の様子が紹介されており、この部屋には『ポケモン レジェンズ アルセウス』本編をサードパーティ製のソフトウェアを使ってPCで起動させることで移動できるという。

公開された動画を見ると、部屋にはテレビ、ベッド、机、ノートパソコン、大型のクッションなどが置かれているが、それぞれのアイテムには触れられない様子がうかがえる。テレビ台には「ピカチュウ」のデザインが施されたNintendo Switchの本体も置かれている。

「Faz Faz」がYouTubeで公開している動画はこちらから。

また、動画ではキャラクター(主人公)が部屋の中を歩き回っているものの、家具には触れることなくすり抜けてしまっている様子も確認できる。さらに、キャラクターが部屋の下にすり抜けた後、暗転する場面も映し出されている。

動画を視聴したプレイヤーのなかには、『ポケモン レジェンズ アルセウス』はこれまでの作品のように時代設定が現代の「シンオウ地方」ではなく、「ヒスイ地方」と呼ばれるはるか昔の「シンオウ地方」が舞台となっていることから、ゲームの開発当初の時点ではこの部屋に関連したコンテンツが物語の最初の部分で導入される予定だったのではないかと推測している人もいる。一方で、この部屋は未公開のダウンロード・コンテンツの一部なのではないかと推測しているプレイヤーもいる。

関連情報として、1月28日に世界同時リリースされた『ポケモン レジェンズ アルセウス』の販売本数は発売初週で650万本を突破し、Nintendo Switchの『ポケットモンスター』シリーズとして最速・最多記録を更新したことが明らかとなっている。『ポケモン レジェンズ アルセウス』は発売初週でイギリス国内のセールスチャートで1位を獲得し、同じ週にリリースされたパッケージ版タイトル全体の50%を占める結果となっており、同じく1月28日にリリースされたアクション・アドベンチャー・ゲーム『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』の販売本数も上回っていた。

『NME』のレヴュー記事で記者のジェイソン・コールズは次のように述べている。「『ポケモン レジェンズ アルセウス』は、多くの人が過去10年にわたって登場を楽しみにしてきた『ポケモン』シリーズの作品になっています。また、ゲームでは(同シリーズの)昔の世界観が描かれており、スムーズなプレイを楽しめます。シリーズにまったく新しい作風のゲームが登場したのは本当に素晴らしいと思いますし、また新しい『ポケモン』の一歩になることを期待しています」

その他のニュースとして、PC向け無料オンラインRPG『ロストアーク』のサーバーでは現在不具合が発生しており、スチームのコメント欄にはこのことを批判するコメントが数多く寄せられている。

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