2022年1月にプラチナゲームズの代表取締役社長に就任した稲葉敦志のインタヴュー記事が公開されており、今後のゲーム制作に関しては「もっともっと長く楽しめて愛される作品作りに主軸を置きたい」と語っていることが明らかとなっている。
プラチナゲームズの代表取締役社長兼スタジオヘッドである稲葉敦志は『ファミ通』のインタヴューで同社が進むべき方向性について語っている。「自社IP作品」として発表された完全新作『プロジェクトG.G.(正式タイトル未定)』について訊かれると、次のように述べている。
「“プロジェクトG.G.”は、まださまざまなことを検証している段階なので、詳しいお話はできないのですが、今後のゲーム制作に関して言うと、これまでとは違う、もっともっと長く楽しめて愛される作品作りに主軸を置きたいという考えがあります」
彼は次のように続けている。「もちろん、『ソルクレスタ』のような小粒でアイデアの光る作品や、『ベヨネッタ』に代表されるような、ワンオフで作り込まれたステージを進んでゲームクリアーまでの過程を楽しむ作品なども、大切にしたいですし、作っていきたいと考えていますが、自分たちが未来を形作っていこうとしている作品は、そのどれとも存在感が異質なものになるのかなと。この先5年ほどのマーケットの変遷を考えると、絶対に必要なものじゃないかと思っています」
「かなり曖昧な表現が多くて申し訳ないのですが、いまお話しできるのはこのくらいが限界ですかね」
プラチナゲームズは1月13日付の公式ブログに「皆さまへのお知らせ」を掲載して、前代表取締役社長の佐藤賢一が2021年12月末日をもって代表の座を退任し、後任の稲葉敦志が代表取締役社長に就任したことを発表している。稲葉敦志から副社長職を引き継いだ神谷英樹は『デビルメイクライ』や『ベヨネッタ』などのディレクターを務めている。
その他のニュースとして、ゲームでのLGBTQ+の多様性や描写を称える「ゲイミング・アウォーズ2022」のノミネート作品が公開されている。「ゲイミング・アウォーズ」は主にゲームでのLGBTQ+コミュニティについて情報提供している2019年設立のオンライン・マガジン『ゲイミング・マガジン』が開催しており、今年で2回目となっている。授賞式は4月25日に開催が予定されている。
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