Photo: Nintendo

任天堂の次世代ゲーム機にはNintendo Switch専用タイトルなどがプレイできる後方互換機能が搭載される可能性が浮上している。

2月3日、任天堂は2022年3月期 第3四半期の決算短信および決算資料を公式サイトで公開しており、Nintendo Switchの累計販売台数が2022年12末の時点で1億354万台に達したことなどを発表している。『VGC』によると、同じ日に開催された投資家向け説明会のQ&Aセッションでは、今後の家庭用ゲーム機に対する考えが語られたという。

日本在住のアナリストで投資アドバイザーのデヴィッド・ギブソンはQ&Aセッションの内容をツイッターで共有しており、任天堂の次世代機には後方互換機能が搭載される可能性があるとの見方を示している。

彼のツイートによれば、Nintendo Switchの年間ユーザー数は9800万人に達しているが、この数は次世代機にどのように影響するのかという質問に対して、任天堂は次のように回答している。「6年目を迎えたNintendo Switchは人気を維持していますが、我々はこの1億人のユーザー・グループを拡大・成長させながら、次世代機につなげていく方法を模索しているところです」

デヴィッド・ギブソンは任天堂の回答を踏まえて「次世代機には下位互換性があるように思われます」と自身の見解もツイートしている。

また、任天堂は次世代機のユーザーがゲームを購入する形式についても質問を受けている。同社が公開した資料によれば、「パッケージ併売ダウンロードソフト、ダウンロード専用ソフト、追加コンテンツ、Nintendo Switch Online」を含む「デジタル売上高」は「ゲーム専用機のソフト売上高」全体の40.2%を占めている。任天堂は質問に対して次のように回答していたという。「(ゲームは)ユーザーに合った形式で、今年も、そして来年もリリースしていきたいと考えてます」

関連ニュースとして、任天堂はNintendo Switchの2021年12月末時点での累計販売台数が1億354万台となり、Wiiの記録(1億163万台)を上回ったことを発表している。なお、ニンテンドーDSの1億5402万台やゲームボーイの1億1869万台という数字にはまだ及んでいないという。

また、2月3日の決算説明会で、任天堂の代表取締役社長である古川俊太郎はメタヴァース(仮想空間)に大きな可能性を感じているものの、同社が大切にする「驚きや楽しみ」を利用者に提供できるかを考慮する必要があると発言している。

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