Photo: Techland

2月4日より全世界で同時発売されたオープンワールド・アクションRPG『ダイイングライト2 ステイ・ヒューマン』について、開発元のテックランドは1000以上の修正に対応する「デイ・ワン・パッチ」を配信している。同タイトルは先行リリース版で膨大な数の不具合が発生していることが明らかになっていた。

『IGN』によると、開発元のテックランドはこの件に関して「過去2週間のうちに全てのプラットフォームを対象に1000以上の修正と改善を施しました」と説明している。また2月4日の段階で「デイ・ワン・パッチ」は「数日以内に家庭用ゲーム機向けに配信します」と発表しており、PC向けの修正パッチについては「今この瞬間も、開発チームは改善に向けて取り組んでいます」と説明していた。

パッチノートの全文はまだ公開されていないが、テックランドは修正内容の一部を発表しており、詳細は次の通りとなっている。

・クエスト「ブロードキャスト」で発生し、ストーリーの進行を妨げる無限リスポーンの修正
・ストーリーの進行を妨げるダイアログの修正
・ユーザーがログイン中にコーポ・セッションへの再サインインできない不具合の修正
・「カルロス」がセーフティゾーン「バザール」で電気部品を扱う際に発生するクラッシュの修正
・AIキャラクターの適応性に関する不具合を改善し、一時的に難易度が下がってしまう問題を修正
・メニュー画面とロード画面を切り替える際にバックグラウンドでのレンダリングにより引き起こされるクラッシュを修正
・ソフトウェア「ダブルワイス」全体のメモリを増設し、サウンドと音声が消える問題を修正
・平面上のオブジェクトやAIキャラクターが地面に沈んでしまう不具合の解消
・DLSSに対応 ・DLSSのデフォルト解像度を改善
・死亡時にキャラクターを変更した場合、AIキャラクターがフリーズ、もしくは不死身になる不具合の修正
・キーボードやマウスを使用して操作する前にゲームパッドが認識されないよう修正
・クラッシュを引き起こす潜在的な不具合に対する保護機能の追加
・スペイン語、中国語、ドイツ語のイントロダクションをアップデート
・ゲームが反応しない不具合を修正するため、不足していたゲーム・アクションを追加
・適切に動作しなかったストリーマー・モードのオプションの修正
・デュアル・モニターを開く際にクラッシュする不具合の修正
・一定時間が経過するとコーポ・セッション(協力プレイ)が切断される不具合の修正

一部のプレイヤーは『ダイイングライト2 ステイ・ヒューマン』のパッケージ版を一足先に入手しているが、膨大な不具合が発生していることから、テックランドは修正が施されたバージョンが正式にリリースされる2月4日までプレイを控えることを推奨している。

『NME』はレヴューで『ダイイングライト2 ステイ・ヒューマン』は「月並み以下」と評価し、「プレイすることが苦痛に感じてしまう」と感想を述べている。

先月、テックランドは『ダイイングライト2 ステイ・ヒューマン』の今後5年間のコンテンツ・ロードマップを公開している。2022年には無料版と有料版のダウンロード・コンテンツが配信予定となっているほか、新たなダウンロード・コンテンツは毎月配信されると見られ、有料ダウンロード・コンテンツの第1弾は6月に登場予定となっている。

他にも、テックランドは同タイトルで今後5年にわたって新たなダウンロード・コンテンツの配信やイベント開催などのサービスを提供することを発表している。

その他のニュースとして、『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』について、開発状況に詳しい関係者がリリースは2022年から2023年まで延期されると語っていたことが報じられている。

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