2010年に発売された『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹は、ファンがゲームに戻ってくる限り本作には「アップデートの終わりは来ないかもしれない」との考えを明らかにしている。
吉田直樹は先日の『ワシントン・ポスト』紙のインタヴューで、大人気となっている多人数同時参加型オンラインRPG『ファイナル・ファンタジーXIV』の今後について語っている。吉田直樹は本作のサポート期間について尋ねられたときに、「プレイステーション5、プレイステーション4、PCでは、少なくともあと5年は」コンテンツが提供され続ける可能性があることを示唆している。
「今でもなお、当社のCEOは多くの方にプレイしていただくこと、さらに累計プレイヤー数3000万人を目指して頑張ろうと我々を鼓舞し、今後の計画については用意してくれています」と吉田直樹は説明している。「幸いにも、この勢いは止まることはないでしょう。 一時は停滞するかもしれないと思ったこともありましたが、幸いなことにプレイヤー層は拡大し続けています」
一度に多くのコンテンツを制作するのは難しいとしながらも、吉田直樹は現実的な目標設定と厳密なスケジュール管理のもと、あらかじめ今後の予定を明確にしておくことが重要だと強調している。「少なくとも2年分の計画を立てて、(ゲームの開発を)いつ開始するのか、ゲームにどのようなコンテンツを取り入れたいのか、そしてゲームをどういう方向に持って行きたいのか、あらかじめ決めておくのが理想的です」と説明している。
「アップデートに対応できるようにシステムを構成して、諸々の計画に基づいて基礎部分をデザインし、アップデートも計画の一部だと考えておきます」
インタヴューで吉田直樹はコンテンツのリリースに関してチームが安定したペースを保っていることについても語っている。『ワシントン・ポスト』はこれこそ『ファイナル・ファンタジーXIV』が継続的に成功している大きな要因だと報じている。「私たちはかなり定期的にコンテンツを提供していますが、私たちのコンテンツ提供のサイクルはかなり密度の濃いものとなっています」と吉田直樹は述べている。
「また、私たちはかなり安定したペースのもとで(コンテンツの提供を)継続しています……プラットフォームを追加する長期計画について考える必要もありますし、その特定のプラットフォームには追加のテストが必要となってきます。そのため、割り当てなければならないリソースの量は飛躍的に増加しています」
先日の「ファイナル・ファンタジーXIV 新情報発表会」ではPS5版『ファイナル・ファンタジーXIV』のオープン・ベータ・テスト版が4月に提供開始となることが発表されている。PS4版『ファイナル・ファンタジーXIV』を購入済みのユーザーはオープン・ベータ・テスト版を無料でプレイできるという。『ファイナル・ファンタジーXIV』はPCとPS4でリリースされている。
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