ソニーグループは2月2日に開催された2021年度 第3四半期業績説明会でプレイステーション5の累計販売台数が2021年12月3日時点で1730万台を突破したことを明らかにしている。
プレイステーション5は2020年11月のリリースから約8ヶ月で販売台数が1000万台に達しており、2021年10月には累計販売台数が1340万台を記録したことが発表されていた。この記録は歴代のプレイステーション史上最速の販売ペースとなっている。
プレイステーション5は本体の供給不足が長期化しており、世界的な半導体チップの不足や新型コロナウイルス感染拡大の影響によって国内でも品薄状態が続いている。
PlayStation FYQ3 Results
• PS5 Shipped 3.9m Units of Hardware
• Lifetime Total Now 17.3m Units
• 11.3 Million Units of 1st Party Software Sold
• Digital Software Ratio 62%
• 48 Million PlayStation Plus Subscribers
• 111 Million Monthly Active PlayStation Users pic.twitter.com/46XeUAVEcQ— Benji-Sales (@BenjiSales) February 2, 2022
プレイステーション5は今後も供給不足が続くことが予想されており、ソニーグループは2022年3月31日までの目標販売台数を当初予測していた1480万台から1150万台に修正することを発表している。
ソニーの業績報告会では次のように説明されている。「半導体を中心としたデバイス供給制約に加え、全世界的な物流の混乱によるリードタイムの⻑期化もあり、残念ながら、2021年度の販売台数は1150万台程度となる見通しです」
また、同社の副社長兼CFOである十時裕樹は、「(半導体不足については多方面で影響があるが)我々としてはプレイステーション5への旺盛な需要にお応えできるよう頑張ってやっていきたい」と語っている。
ソニーグループは2021年度通期の連結業績について、売上高が9兆9000億円(据え置き)、営業利益は1兆2000億円(1600億円の上方修正)、純利益は8600億円(1300億円の上方修正)を見込んでいることを発表している。
同社の関連ニュースとして、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(SIE)は現地時間1月31日に米ゲーム開発会社のバンジーを36億ドル(約4100億円)で買収することを発表している。SIEの社長兼CEOであるジム・ライアンは「今後も期待してください。買収がゴールではなく、プレイステーションはまだまだこれからなのです」とコメントしている。
また、SIEはバンジーの新規IPを含めて全10本のライヴサービス型タイトルの開発に取り組んでいることが明らかとなっている。
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