Photo: CD Projekt RED

ポーランドのゲーム開発会社であるCDプロジェクト・レッドは盗まれたゲームのコードがツイッターで拡散されるのを防ぐためにデジタル・ミレニアム著作権法によって削除している。

『ヴァイス』誌によれば、CDプロジェクト・レッドは同社の知的財産となる盗まれたゲームのコードへのリンクをツイートした2人のツイッター・ユーザー対してデジタル・ミレニアム著作権法違反を申請している。2人のツイッターへの投稿はその削除申請に基づき現地時間2月18日に削除されている。

デジタル・ミレニアム著作権法による削除は基本的にデータや知的財産がその所有者の権限なしに不正に共有された場合に適用される。

著作権の監視会社は2人のツイッター・ユーザーに対して電子メールで侵害を通知していたことが『ヴァイス』誌が入手したメールにより明らかとなっている。通知メールは侵害に関する次のような記述を含んでいたという。「『グウェント:ウィッチャー・カード・ゲーム』のソースコードを不正に取得しています。(権利所有者の)許可を得ずに共有しています。また(このコードは)本来一般公開されていないはずのものです」

メールにはその他の3人のツイッター・ユーザーについても記述されているが、その3人のツイッター上での投稿は同様に削除されているという。

CDプロジェクト・レッドは今月初めに自社がランサムウェアを使ったサイバー攻撃の標的になっていることを公表しており、『サイバーパンク2077』や『ウィッチャー3 ワイルドハント』などの作品のソースコードを複数のハッカーにより盗まれたことを明らかにしていた。「経理・経営・法務・人事・IRなどに関する資料」も盗まれていたことが明らかになっている。

CDプロジェクト・レッドは通告されていたハッカーの要求を退け、現在調査を進めていると発表している。ハッカーはCDプロジェクト・レッドを「公共イメージが下がることになる」と脅しており、「投資家はあなたの会社への信頼を失い、株価はさらに急降下することになる」と主張していた。

また、CDプロジェクト・レッドはツイッター上で元従業員に向けた短い声明文を発表し、「あなた方個人のデータにアクセスされたことを証明できるものは見つかっておりません」と述べながらも、元従業員に詐欺に注意するよう促している。

声明文についてはこちらから。

一方、ハッカーは開発者からの協力が得られなかった為、盗んだデータを売却したと主張していた。現地時間2月11日、ダークウェブによる監視サービスを手がけているケラ社は、ハッカーはオークションの参加者以外の人間から「満足のいくオファー」を受けとった為「(CDプロジェクト・レッドのゲームのファイルに関する)オークションを中止した」とツイートしていた。

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