Photo: Armature Studio

VR版『バイオハザード4』初のアップデートが配信されたことがVRヘッドセットのオキュラス・クエストこと「メタ クエスト」の公式ブログで発表されている。今回のアップデートでは「メタ・クエスト2」での動作や快適性の設定が見直されており、新たな機能も多数追加されている。

『バイオハザード4』のVR版はオキュラス・スタジオと米アーマチュア・スタジオが共同で開発を手がけており、2021年10月のリリース以降、ファンからは非常に高く評価されて、傑作との呼び声も高い。リリース後初となる今回のアップデートについて公式ブログでは次のように説明されている。「発売後初のアップデートでは、プレイヤーの皆さまからのご意見を反映し、動作や快適性の設定を見直しました。また、ゲームプレイをより充実させるため、プレイヤーのオプションを増やしました」

新たなオプションとしてコントローラーを使って手元で歩く方向を操作できる「方向移動機能」をはじめ、左利きのプレイヤー向けに「コントローラーの利き手を入れ替えられる機能」や身長調整機能などが追加されているほか、「腰や胸のホルダーの位置を調整するアクセシビリティ設定」や「武器のレーザーサイトの色を変更するオプション」も導入されている。

その他、リロード設定の追加や不具合が生じていたセーブデータを保護するためのシステム改善など「さまざまな面で最適化」が施されている。

今回のアップデートでは新たなゲーム・コンテンツの追加はなかったものの、動作の改善やオプションが追加されたことで、2021年11月に発表されたミニゲーム・モード「ザ・マーセナリーズ」の配信に向けた準備が進められていると見られる。「ザ・マーセナリーズ」の具体的なリリース日はまだ発表されていないが、メタ・クエストの公式ブログでは「本年中に登場します」と告知されている。

「ザ・マーセナリーズ」は2005年にリリースされた『バイオハザード4』に収録されていた耐久モードの1種で、プレイヤーは時間切れになる前に襲い来る敵を撃退し、ヘリコプターでの脱出を目指すことになる。

公式ブログによると、VR版「ザ・マーセナリーズ」は「激しいアクションとアンロック可能なキャラクター」が特徴のゲームモードになるようで、無料で追加されるという。

アップデートの配信は1月31日から開始されており、開発チームは「今回のアップデートは2022年も引き続きメタ・クエスト2で『バイオハザード4』を継続してサポートしていくための序章に過ぎない」と述べている。

その他のニュースとして、1月28日にリリースされた『ポケモン レジェンズ アルセウス』が発売初週でイギリス国内のセールスチャートで1位を獲得したことが報じられている。

また、『ラスト・オブ・アス』の「ジョエル」役などで知られるトロイ・ベイカーがNFT企業のヴォイスヴァースとの提携を解消することを発表している。トロイ・ベイカーは自身のツイッター・アカウントで、多数の批判的な意見を受けたことを理由に提携を解消する決断に至ったと説明している。

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