『ファイナル・ファンタジーXVI』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹は開発状況について「当初想定から5~6か月の遅延」が発生しており、予定していた年内の情報公開が難しくなったことを報告している。
吉田直樹は12月27日、『ファイナル・ファンタジーXVI』の公式サイトで「情報公開遅延のご報告」と題したメッセージを発表し、新型コロナウイルス感染症への対応が要因となって当初想定から5~6か月の開発遅延が発生していることを明かしている。
発表の中で吉田直樹は次のように述べている。「『ファイナル・ファンタジーXVI』はシリーズ最新作として、プレイステーション5での制作、そして超大型のプロジェクトであり、世界中の開発会社様の協力を得て開発を行っています」
「新型コロナウィルス感染症への対策として、社内でも多くのスタッフが在宅での開発となったのと同様、世界各地でも分散型の開発を余儀なくされ、本体開発チームからの指示遅れ、海外からのアセットの納品遅れ、業務キャンセルのリクエストなどが発生しています」
【お知らせ】
プロデューサーの吉田から、
『ファイナルファンタジーXVI』の情報公開について
以下のご案内をいたします。▼情報公開遅延のご報告https://t.co/w4M7X9spb6#FF16 #FFXVI
— FINAL FANTASY XVI (@FF16_JP) December 27, 2021
『ファイナル・ファンタジーXVI』のリリース時期はまだ未定となっているが、今回の発表で「2022年春頃には新たな情報公開を行う」と告知されていることから、リリースはおそらく2022年後半か2023年前半頃になると見られている。
吉田は今年10月に『ファイナル・ファンタジーXVI』のメインデザインは完成しており、最終調整の段階にあると述べていた。吉田は今回の発表の中で、現在はグラフィックスリソースのクオリティアップ、バトルシステム/各種バトルの更なる作り込み、シナリオカットシーンの追い込み作業、そしてグラフィックスの最適化などを行っていると述べている。
吉田は、高い評価を得ているMMORPG『ファイナル・ファンタジーXIV』の制作が忙しくて、次回作である『ファイナル・ファンタジーXVI』の開発には携わっていないのだろうという憶測が流れた際、「そんなことはないんです。死に物狂いでやってますので、これからもよろしくおねがいします」と述べていた。
その他のニュースとして、12月9日にリリースされた『ヘイロー・インフィニット』では期間限定のイベント「ウィンター非常事態(冬の非常事態)」が開催されて、猫の耳がついたアイテム「猫耳ヘルメット」が登場して話題となっている。「猫耳」のアタッチメント等は12月29日午前3時までの期間限定で販売されている。
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