イギリス初となる『ポケモンGO』の対面式イベント「サファリ・ゾーン」が現地時間10月15日(金)~17日(日)にかけてリヴァプールで開催されている。
同イベントは当初2020年3月の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた。会場となったリヴァプール最大の公園である「セフトン・パーク」にはイベント期間中に2万人以上のプレイヤーが来場したことが『ポケモンGO』の英語版公式ブログで明らかとなっている。
チケットを持っているプレイヤーはイベント会場に直接、またはオンラインでもどちらの方法でも参加することができるようになっていた。リヴァプールでのイベント期間中に参加者が捕まえたポケモンの総数は全世界で約593万匹となり、参加者が歩いた距離は約37万2,000kmにおよぶという。
開発元のナイアンティック社は公式ブログの中で「2020年に今回のイベント『サファリ・ゾーン』が最初に発表されて以来、長い間お待たせしてしまいましたが、その間待ち続けて理解を示してくださった皆さんに感謝しています。リアル会場やオンラインで参加してくださりありがとうございました。私たちのイベントが特別なものとなったのは皆さんのおかげです」と述べている。
最近行われた『ユーロゲーマー』のインタヴューでは『ポケモンGO』のディレクターであり、ナイアンティック社の総合プロダクト・マーケティングを担当するマイケル・ステランカと、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域のプロダクト・マーケティング責任者のフィリップ・マーズが『ポケモンGO』のリリース以来の5年間の振り返りと今後の方針について語っている。その中でAR(拡張現実)技術のゲームへの導入状況とゲーム体験に与える影響について話している。
マイケル・ステランカは「ゲーム内に3Dマップを搭載していくことでAR技術のさらなる可能性を引き出すことができると思いますし、そのアイデアを徹底して実現できれば『ポケモンGO』プレイヤーの皆さんに喜んでいただけると思います」と説明している。
また「『ポケモンGO』のいちプレイヤーとして、個人的には今後訪れるであろうAR技術のパラダイムシフトとも言うべき急速な進化に期待しています」と続けている。
一方、フィリップ・マーズは『ポケモンGO』の向こう5年間の方針について「技術面についてはまだまだ課題があると思っています」と答えている。
その他のニュースとして、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙主催の「テックライヴ」会議で、Xbox部門責任者のフィル・スペンサーはソニー・インタラクティブ・エンタテインメントがVR市場で成功を収めていることを賞賛する一方で、VR事業に参入する考えがないことを示している。
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