Photo: Credit: Amazon Game Studios

アマゾン・ゲーム・スタジオは9月28日にリリースされた新作MMO『ニューワールド』でプレイしたかの様に見せかけるAFK(Away From Keyboard:離席中のプレイヤー)行為を検出するシステムを更新したことを発表している。AFKの検出システムは実際にはプレイしていないプレイヤーがサーバーに留まることでリロード時間が長くなるのを防ぐために、以前から導入されてきた。

『ニューワールド』は現在、(プレイヤー数が多く)ログインに時間がかかりすぎることが問題となっている。アマゾン・ゲーム・スタジオがこの問題の解決に取り組む一方で、一部のプレイヤーは離席中もサーバーに留まってプレイしているように見せかける方法を発見したという。休憩中でも自分がまだプレイしているふりをしてAFKの検出システムを回避することにより、再ログインまでの長い時間を待つことなくすぐにゲームに戻ることができる。

具体的には離席中にWキーに何かを置くなどしてプレイヤーがゲームをプレイ中である(実際には一方向に歩き続けている)とサーバーに錯覚させたり、デフォルトでオートランに設定されているキーを使ってキャラクターが走り続けているように見せかけることで、AFKの検出システムを回避できるという。アマゾン・ゲーム・スタジオは、新たなAFK検出システムの詳細については明らかにしていないが、『ニューワールド』の公式サイトに同システムの最新情報を掲載しており、以下のように投稿している。

「『ニューワールド』に導入されているAFKの自動検出システムを回避するためにサーバーに留まり続けているプレイヤーに対して、他のプレイヤーたちが大きなフラストレーションを抱えています。特にログインするために辛抱強く待っている大勢のプレイヤーがいる時には、なおさらこのような行為は許されないと考えています。私たちは悪質なAFKプレイヤーを特定して対処するために新しい解決方法を考案しました」

この投稿ではプレイヤーが検出システムを回避する方法を見つけることがないようにその詳細は明らかにしないと述べている。また、『ニューワールド』を通常にプレイしている(AFKプレイヤーではない)プレイヤーにとっては、直接プレイに影響するものではないとしている。

さらに「この取り組みは一定期間をかけて実施されるため、すぐには効果が出ないかもしれませんが、できる限り早く実現したいと考えています」と続けている。

『ニューワールド』の開発者は24時間体制でサーバーの過密状態の解消に取り組んでおり、今回実施されたAFK検出システムの改善更新によりその負荷が軽減されるものとみられている。

その他のニュースとして、コナミデジタルエンタテインメントは「アクション&シューティングゲームコンテスト」を9月30日より開催している。このコンテストは過去のコナミのタイトルをテーマに新しいアクション・ゲームやシューティング・ゲームを企画・開発するコンテストとなっており、協力する「集英社ゲームクリエイターズCAMP」が詳細を公開している。

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