任天堂は同社がNintendo Switchの4K対応ソフトの開発を推進し、そのための開発機材を提供しているという報道内容は事実ではないとツイッターのコーポレート・アカウントで否定している。これは『ブルームバーグ』の報道を受けてのものとなっている。
『ブルームバーグ』は少なくともゲーム会社11社が4Kに対応するゲームの開発キットを所有していると報じており、この11社の中にはアメリカのソーシャルゲーム開発会社であるジンガ社も含まれている。これにより、4K対応のNintendo Switch新型モデルが近いうちに発売されるのではないかという噂が浮上していた。
また、同記事では任天堂が7月に有機ELモデルを発表した時点で、すでにゲーム会社に4K対応ソフトの開発キットを提供していたと述べており、4K対応モデルの投入時期について「関係者は推測をすることは避けたが、来年後半かそれ以降の発売に期待している」とも報じている。
『ブルームバーグ』が送付した複数の質問に対して任天堂は「事実ではありません」と回答しているという。また、同社は公式ツイッター・アカウントでこの報道を正式に否定する声明を掲載する異例の対応も取っている。
「投資家のみなさまや、お客様に正しくご理解いただくためにお伝えします。この記事の内容は事実ではありません。既に7月にお伝えしております通り、2021年10月8日に発売するNintendo Switch(有機ELモデル)以外に、新たなモデルの計画はありません」
投資家のみなさまや、お客さまに正しくご理解いただくためにお伝えします。2021年9月30日(日本時間)の一部報道において、当社が4K対応のNintendo Switchソフトの開発を推進し、そのための開発機材を提供しているかのような趣旨の記事が掲載されましたが、この記事の内容は事実ではありません。 [1/2]
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) September 30, 2021
『ブルームバーグ』にはジンガ社の従業員が匿名で情報を提供しているが、同社の広報担当者は同紙に対し「真偽を明確にするためお伝えしますが、ジンガ社は任天堂から4K対応ソフトの開発キットは受け取っておりません」と述べている。
9月23日にユーチューバーの「ヒカキン」は自身のYouTubeチャンネルで有機ELモデルの開封動画を公開している。
Nintendo Switchの有機ELモデルは10月8日に発売が予定されている。有線LANに対応した新しいドックには丸みを帯びたデザインが採用されており、本体カラーは新色となるホワイトが登場する。また、ゲームの世界を色鮮やかに描き出す有機ELディスプレイも搭載されている。
その他のニュースとして、オリジナル版『スーパーモンキーボール』でアナウンサー役を務めた声優が開発元のセガから不当な扱いを受けたと同社を非難したり、秘密保持契約に違反した疑いがあることから、『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』には出演しないことが明らかとなっている。
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