Photo: Niantic

ポケモンGO』は、世界的なパンデミックによりプレイヤーの移動やプレイが制限されているにもかかわらず、昨年2020年に19.2億ドル(約1,997億円)の売上を達成したと報じられている。

これは世界のゲーム業界の統計データを調査しているスーパー・データ社の統計によるものとなっている。統計によれば、『ポケモンGO』は2020年の無料モバイル・ゲームの中で5番目に高い売上を記録しており、ユーザーが現実世界でポケモンを探しに出るゲームであることを考えると興味深い結果となっている。

最も高い売上高を記録した無料モバイル・ゲームは、テンセント社の『王者栄耀』で、売上は45億ドル(約4,680億円)にのぼる。その他の注目すべきゲームとしては22億9,000万ドル(約2,382億円)を記録した『ロブロックス』、17億5,000万ドル(約1,820億円)の『リーグ・オブ・レジェンド』などが挙がっている。

統計によると、2020年のモバイルゲームの市場規模は収益は推定738億ドル(約7兆6,700億円)で、PCゲーム市場は推定331億ドル(約3兆4,400億円)、家庭用ゲーム市場は推定197億ドル(約2兆円)とのことで、デジタル・ゲーム市場全体では1,399億ドル(約14兆5,000億円)の売上となっている。

家庭用ゲームの売上ランキングトップ10には、『コール オブ デューティ』の2作品が含まれており、『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』は19億ドル(約1,976億円)の売上で首位を獲得し、『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』は売上6億7,800万ドル(約705億円)で6位にランクインしている。ランキングには『FIFA 20』が10億ドル(約1,040億円)、『サイバーパンク2077』が6億900万ドル(約633億円)の売上でランクインしている。

また、スーパー・データ社の統計では、VRゲームで昨年2020年に5億9,800万ドル(約621億円)の売上があったことも明らかになっている。昨年はVRヘッドセットの販売数は減少しているものの、VRゲーム全体の売上高は1億1,800万ドル(約122億円)増加している。

他のモバイルゲームのニュースとしては、先週モージャン・スタジオ社が2021年6月に『マインクラフト アース』のサポートを終了すると発表し、進行中の新型コロナウイルスのパンデミックがその理由であることを認めている。

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