北米で『リーグ・オブ・レジェンド』のゲーム実況者を務めるクレイトン・レインズが自身のメンタルヘルスの回復のために『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会である「2021 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」の実況を辞退する意向を発表している。彼はツイッチのユーザーとしては「キャプテン・フラワーズ」の名で知られている。
日本時間9月7日、クレイトン・レインズは自身のツイッター・アカウントで数年前から抱えていた問題を理由に『リーグ・オブ・レジェンド』の国際大会であり、毎年開催されている最大規模のトーナメント「2021 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」に参加しない決断をしたことを明らかにしている。
クレイトン・レインズは長文のメッセージをツイッター経由で公開しており、ライアット・ゲームズは彼を「大会の実況配信者として出演させたがっていた」が、現在の彼の肉体的および精神的な健康状態は彼が「望む状態からは程遠く」、世界大会の過密なスケジュールは心身の状態をさらに悪化させる恐れがあると説明している。
I will not be doing Worlds 2021.
Read: https://t.co/Kn1eeFvHob
— Clayton Raines (@CaptainFlowers) September 6, 2021
また、国際的な規模で日程調整が行われることが多い世界選手権ではスケジュール管理が難しく仕事量も多いため、大会期間中は「毎回、とてもへとへとになります」と明かしている。その疲労感は大会終了後も続くもので、その様子を「イベントが終わってからもストレスは消えることがなく、どんどん自己否定的な精神状態になって負のスパイラルに陥ってしまうのです」と述べている。
さらに、世界大会への出演を断念したのは「今年『ワールドチャンピオンシップ』に参加したら、体調管理の面で自分自身を本当に悪い状態に追い込むことになると思うからです」と続けている。
クレイトン・レインズは今回の決断に落胆しているファン達に謝罪する一方で世界大会の実況を辞退した決断は「前向きな未来のために最高のチャンス」を与えてくれるものだとしている。
彼はライアット・ゲームズの公式配信からは退いたものの、「ライアット・ゲームズのプロジェクトではなく、『キャプテン・フラワーズ』のプロジェクト」として、「2021 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」を各試合の翌日に再放送という形で動画配信することを明らかにしている。
その他の関連ニュースとして9月2日、リスポーン・エンターテインメントは「長引く心の病と絶望」についての理解を深めることを目的として、力強いメッセージを込めた動画を公式ツイッター・アカウントで共有している。
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