映画会社のMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)が『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家であるベン・メズリックと契約を締結し、先日のゲームストップ株の出来事を描いたハリウッド映画を製作することになったと報じられている。
『デットライン・ハリウッド』によると、ベン・メズリックは『反社会的ネットワーク』というタイトルの最新作の発表を巡って先週末にパートナーとなる企業を探していたが、現地時間の1月29日にMGMがベン・メズリックと手を組むことになったと報じている。最新作となる本の筋書きについては明らかになっていない。
ベン・メズリックは2005年の著書『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』や2009年に出した『Facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』で知られており、2009年の著書は『ソーシャル・ネットワーク』として映画化されている。
ゲームストップについては、レディットの「ウォールストリート・ベッツ」ページの個人投資家たちが団結し、空売りで利益を得ていたヘッジファンド、特にメルビン・キャピタル・マネジメントに金銭的なダメージを与えるためにゲームストップ社の株価を買い支えたことが連日ニュースとなっている。
本記事を公開した日本時間の2月1日現在、ゲームストップ株は過去5日間で155%上昇している。またゲームストップ株の高騰を受けて、米証券取引委員会は本株の取引に使用された投資アプリ「ロビンフッド」について調査するとしており、当アプリを使用したオンラインでの株の取引を停止したと発表している。
一連の出来事の映画化は、アカデミー作品賞にノミネートされた経験のある映画監督アーロン・ライダーがウィンクルヴォス兄弟(キャメロンとタイラー)を制作総責任者に招いて実現されると報じられている。
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