任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の発売前の名称案がリークされている。Wiiは正式発表前から「レボリューション」という開発コードネームで呼ばれていたが、今回新たに他の名称候補が明らかになっている。
今回のリーク情報は、2020年に任天堂の開発資料が大量に流出した「ニンテンドー・ギガリーク」の情報の一部であると見られている。「ニンテンドー・ギガリーク」には、2003年に発売された『ポケモンピンボール ルビー&サファイア』の続編の開発が2006年に中止となっていたことを示す資料も含まれていた。海外フォーラムサイトの『リセットエラ』のユーザーである「MondoMega」はWiiの正式名称として考案されたと見られる「名称候補のリスト」を3枚の画像にして共有している。Wiiの名称案のリストはこちらから。
リークされたWiiの名称案のリストからは「ニュー ニンテンドー ゲームキューブ」や「ネクスト ニンテンドー」などのほか、斬新な名称も提案されていたことが明らかとなっている。その他にも「ニンテンドー ブルー サンダー」、「ニンテンドー ゲーム カーニバル」、「ニンテンドー ジューク ボックス」という名称が掲載されており、「ニンテンドー・エバーラスティング・ウェーブ(Nintendo Everlasting Wave)」の頭文字をとって略称を「NEW」とするといった案も含まれている。
名称案のリストには「リボーン」、「リバース」、「ルネッサンス」などの案が含まれていることから、任天堂はWiiが新たな出発点となることを期待していたことがうかがえる。
また、「パーティ ルーム」や「ピープルズ ゲーム」という名称案もあることから、当時の任天堂が「Wii」という次世代機に、家族の誰もが楽しめるというコンセプトを表現しようとした意図も見受けられる。なかには「ニンテンドー リサールウエポン(最終兵器の意)」という案もあり、この名称案については社内ジョークとして付け加えられたものと見られている。
名称案のリストの赤色のセクションには、1983年に任天堂を代表する家庭用ゲーム機として発売された初代ファミコンこと「ファミリーコンピュータ」に関連する名称案が記載されている。そのなかに含まれている「エアー ファミコン」という案については、備考欄に「Nintendo AF」と記載されている。
なお、任天堂が開発中の「レボリューション」の正式名称が「Wii」になると発表されたときには様々な反応が寄せられていた。特に「ニンテンドー『リゾート』」となる可能性があったことを考えると、Wiiという名称はそれほど悪くなかったと現時点では言えるのかもしれない。
その他のニュースとして、『ポケットモンスター』に登場する「イーブイ」の進化形である「シャワーズ」が日本の「水の日(8月1日)」の応援大使に任命されたことが先日明らかとなっている。
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