『ファイナル・ファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである「吉P」こと吉田直樹は『ファイナル・ファンタジーXIV』が世界で最も多くの人にプレイされていると称されるMMORPG『ワールド・オブ・ウォークラフト』を超えたと言われることについて「心苦しい」と語っている。
7月10日に7回目となる『ファイナルファンタジーXIV』の「14時間生放送」が配信され、そのプログラムの1つである「ひろゆき×吉田P対談」のなかで、吉田直樹は本作が『ワールド・オブ・ウォークラフト』と比較されることについて次のように語っている。「(僕らが)一時期ね、頑張ってきたからこそではあるんですけれど、『XIV』が勝っただの抜いただのって言われるのは、正直僕からすると、ちょっと迷惑」
「ひろゆき×吉田P対談」の映像クリップはこちらから(なお、動画内の日付は2021/7/10の誤り)。
ゲストのひろゆきが吉田直樹に対して「むしろ俺最強って話をよくするものと思っていた」と発言すると、吉田直樹は次のように続けている。「俺最強って思うキャラでやってきてたら、途中でたぶん転んで転げ落ちて、サービスがぐだぐだになっている気がするんだよね」
また、『ファイナル・ファンタジーXIV』が今年は『ワールド・オブ・ウォークラフト』よりも人気があるとするひろゆきの発言を受けて、吉田直樹は次のようにコメントしている。「これは絶対(開発元の)ブリザードの人たちが思ってるんですけれど、『XIV』って『ワールド・オブ・ウォークラフト』がなかったら『新生』できてないですよ。(ワールド・オブ・ウォークラフトは)僕らがお手本にするゲームで……最初から目標なんだもの」
『ファイナル・ファンタジーXIV』の人気の高さにより、現地時間7月12日にはスクウェア・エニックスの北米向けのオンライン・ストアで同作のコンプリートパックのダウンロード版の発売が一時的に停止(売り切れ状態)となっていた。これは、本作のサーバーの混雑状況を緩和するために、同ストアでこのダウンロード版が売り切れ状態と掲載されたものであると考えられている。
6月初旬に公開された『PCゲームズN』のインタヴュー記事で、吉田直樹は本作の立て直しを図り、『ファイナル・ファンタジーXIV:新生エオルゼア』を2013年にリリースした際には『ワールド・オブ・ウォークラフト』を参考にしたと明かしている。
「僕らが偉大な『先輩』のように敬い、深く尊敬する『ワールド・オブ・ウォークラフト』が存在しなかったら、立て直し後の『ファイナル・ファンタジーXIV』はこれほど好調にはいかなかったことでしょう」
その他のニュースとして、『マイクロソフト・フライト・シミュレータ』にはファンの要望に応えて、2022年にアップデートでヘリコプターが追加されることが明らかとなっている。
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