ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントの最高経営責任者であるジム・ライアンは「最高のゲームとは、プレイヤーが最もよく覚えているゲームです」と語っている。
ジム・ライアンは中国のメディア『TMTPost』の独占インタヴューの中で「プレイヤーは最高のゲームだけを覚えていて、まあまあおもしろいという程度のゲームは忘れてしまうでしょう」と述べている。ゲームが「プレイヤーの特定の感情を喚起させることができるかどうか、例えばプレイヤーを興奮させたり、アドレナリンの分泌を感じさせたり、幸せや悲しみを感じさせたりすることができるかどうか」が重要だと考えているという。
ジム・ライアンは同社の成功には新規IP(新規タイトル)が必要不可欠であり、「新規タイトルはあらゆるエンタテインメント産業の生命線ですが、その創出は極めて難しいのです」と述べている。
「ここ数年の合併・買収については大変満足していますが、そのためには思い切った決断と経済的なリスクを負う覚悟が必要です。また、スタジオに対する信頼も欠かせません」とジム・ライアンは続けている。
インタヴューでは、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントがどのようにして開発スタジオの買収を進めるかについても触れられており、ジム・ライアンは同社とスタジオがすでに協力関係にあるかどうかが重要だと述べている。
「我々が買収したスタジオの共通点は、買収前から数年をかけて共に仕事をすることで関係性を築いてきたことにあり、彼らに対する深い理解が得られているということです」
「スタジオの運営形態、得意分野、開発力を熟知した上で、改善すべき点も把握しているので、よりスムーズにグループに迎え入れることができるのです。このプロセスは決して簡単ではありませんが、接点のなかったスタジオを買収するよりはるかに大きなメリットがあります」と彼は語っている。
その他のニュースとして、『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のクリエイティブ・ディレクターであるマーカス・スミスは、同作が「シリーズに忠実」であることが必要であると同時にシリーズに革新をもたらすことも大切だと述べている。
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