『バイオハザード ヴィレッジ』で起きているスタッタリング現象(画面のカクつき)がカプコンの不正コピーを防ぐDRM技術が原因であることが判明し、PCのパフォーマンス問題を解決するための新たなパッチが配信される見通しとなっている。
7月15日に公開されたデジタル・ファウンドリー社の検証動画を受けて、カプコンは『バイオハザード ヴィレッジ』で起きているスタッタリングやフレームレートの低下に関する問題に対処するため、PC版をアップデートするとデジタル・ファウンドリー社に連絡しているという。
『バイオハザード ヴィレッジ』のPC版プレイヤーは5月の発売以来パフォーマンスの問題に悩まされ続けてきたという。7月10日にはクラッキング・コミュニティのメンバーたちが問題の原因を突き止めることを表明していた。
クラッキング・コミュニティの調査の結果、カプコン独自のDRM技術がPC版『バイオハザード ヴィレッジ』の問題の引き金となっていたことが判明し、コピーガード機能を解除したヴァージョンの方が正規版のパフォーマンスを上回る結果となっていた。
デジタル・ファウンドリー社が実際にテストプレイして検証したところ、PC版『バイオハザード ヴィレッジ』のスタッタリングは確かにDRM技術が原因であることが確認された。
カプコンのDRM技術はゲームの違法コピーを防ぐために導入されているが、PC版ではそれが原因となってパフォーマンスに問題が生じており、ファンたちの不満につながっていた。
デジタル・ファウンドリー社の検証結果によると、DRM技術によってスタッタリングが発生しており、コピーガード機能を解除したヴァージョンではフレームレートの遅延は見られかった。デジタル・ファウンドリー社のテストプレイ動画を見ると、正規版ではフレームのレンダリングに時間がかかるため、明らかな一時停止とスタッタリング現象が発生しているが、コピーガード機能を解除したヴァージョンではそれらの現象は確認されなかった。
現時点では、この問題を解決する公式PC用パッチの配信時期は明らかにされていない。
その他のニュースとして、カプコンはオンライン専用のマルチプレイ対戦ゲーム『バイオハザード RE:バース』のリリースを2022年まで延期することを発表している。
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