ロックスター・ゲームスの親会社であるテイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア社は、フランスのフェイシャル・アニメーション・スタジオであるダイナミクシーズ社を買収したことを発表している。
ダイナミクシーズ社は2010年に起業し、モーション・キャプチャーの分野で幅広い経験を持つ15人のベテラン技術者が所属している。同社が携わった作品には『レッド・デッド・リデンプション2』や『NBA 2K21』といったゲーム作品のほか、ネットフリックスの短編アニメ・シリーズ『ラブ、デス&ロボット』、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがある。
ダイナミクシーズ社は今後、テイクツー・インタラクティブとその子会社に向けてのみフェイシャル・アニメーションを提供することになる。
テイクツー・インタラクティブのエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントであるマイケル・ヴォロシュはプレスリリースで次のように述べている。「ダイナミクシーズ社の革命的なフェイシャル解析技術とサービスは、世界規模で作品を提供する当社の発売・開発体制を強力に補完することになるでしょう」
「ダイナミクシーズ社の最高経営責任者であるガスパール・ブレトンと優秀な開発チームは、エンターテインメント業界で最も幅広く高性能なフェイシャル・モーション・キャプチャー技術を提供することで定評があり、彼らの作品は劇場からお茶の間まで世界中の人々を魅了しています」
「彼らをチームに迎え、独自の技術と独創的な感性を私たちの今後の作品に取り入れられることに感激しています。そして彼らの才能や技術が発展し続けることに胸を躍らせています」
ダイナミクシーズ社の紹介動画はこちらから。
これに対してダイナミクシーズ社の最高経営責任者であるガスパール・ブレトンは次のように述べている。「テイクツー・インタラクティブのファミリーの一員となり、素晴らしい才能にあふれた世界中のスタジオや開発チームの独占的なパートナーとなることに非常に興奮しています」
「過去にロックスター・ゲームスや2Kゲームとともに制作を行った経験から、テイクツー・インタラクティブの卓越した創造性へのこだわりを肌で感じています。同社の目標を達成し、ファンをさらに魅了するために我々の提供サービスや技術を活用できることを嬉しく思います」
テイクツー・インタラクティブは5月に開催された決算説明会で2024年度末までに62タイトルのゲームを発売する計画があることを発表している。
また、今年1月には『グランド・セフト・オート・オンライン』のチートツールを販売していたルナチーツに対し、チートツールの販売を停止させている。
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