Photo: Crystal Dynamics

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントはビデオゲームの設計、開発、移植を専門に扱うオランダのニクセス・ソフトウェア社を買収したことを発表している。

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのプレイステーション・スタジオ統括責任者であるハーマン・ハルストはツイッターで、1999年に設立されたニクセス・ソフトウェア社が拡大が続いているプレイステーション・スタジオの新たな一員となることを公表している。買収額を含む諸条件等については、契約条件により公開されていない。

同社による買収は、最近では『リターナル』を開発したハウスマルク社や、『デモンズソウル』のリメイク版を手掛けたブルーポイント・ゲームズに続き、今回が3社目の買収となっている。

ニクセス・ソフトウェア社がこれまでオリジナル版と異なるプラットフォームに移植したタイトルとしては『アベンジャーズ』、『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』、『トゥームレイダー ディフィニティブ サバイバー トリロジー』などが挙げられる。

同社は公式サイトで「プレイステーションのファンの皆様に最高品質のゲーム体験をお届けできることを楽しみにしています」と述べている。

ハーマン・ハルストは「才能豊かなオランダのゲーム・スタジオ、ニクセス・ソフトウェア社がプレイステーション・スタジオの一員となることを発表でき、非常に嬉しいです」とツイートしている。

「深い技術的専門知識を持つ非常に経験豊富なチームを、プレイステーション・ファミリーに迎え入れることを大変嬉しく思います。心よりお祝いを申し上げます!」

ソニー・グループはプレイステーション5の供給を加速させて、過去最大の販売台数を実現したい意向を明らかにしている。

プレイステーション5の入手は現在も困難である一方、ゲームの開発者が「プレイステーション・ストア」にゲームを掲載するのも大変であることが明らかとなっており、あるインディ・ゲームの開発者は同ストアにゲームを掲載する費用として25000ドル(約278万円)以上が必要となると主張している。

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