コナミはプレスリリースでの発表に関して自社のゲーム開発部門を閉鎖しないと改めて説明し、ファンを安心させている。
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは1月15日、投資家向けのプレスリリースで、組織の再編成の一環として「事業を取り巻く急速な市場環境の変化に対応するため」第1、第2、第3制作本部を「解消」すると発表していた。制作本部が同社のゲーム開発部門のことを指していたため、コナミが社内のゲーム開発部門を閉鎖するのではという憶測を生んでいた。
しかし、コナミはこの閉鎖の噂について否定し、プレスリリースは組織の整理統合のことに言及したものだと述べている。「本発表は各制作本部を整理統合した組織内部の再構築をアナウンスするものです。当社はビデオゲーム部門を“閉鎖”したわけではありません」と『コタク』に送った最新の声明文のなかで伝えている。
コナミは『メタルギアソリッド』『サイレントヒル』『幻想水滸伝』といった人気シリーズを生み出し、ビデオゲーム業界で最もよく知られている企業の一つとなっている。しかしここ数年、同社は新作ゲームの開発と発表の規模の縮小化が目立っており、直近ではスポーツゲーム『eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE』をリリースしている。
また、昨年はカリフォルニアのスタジオ、ユークザが開発したインディーゲーム『スケラタック』も発売している。本作は欧米に向けたコナミの新たな取り組みの一環として発売されたが、この戦略のもとに発売されるその他のタイトルについてはまだ公表されていない。
コナミは2020年に過去の作品をPC版として再リリースしている。再リリース作品としては『メタルギアソリッド』『メタルギアソリッド2 サブスタンス』『悪魔城ドラキュラ』シリーズの最初の3作品、『魂斗羅』『スーパー魂斗羅』などがある。
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