『スパイダーマン:マイルズ・モラレス』の開発元であるインソムニアック・ゲームズが新作のマルチプレイヤー・ゲームの開発プロジェクトを担うスタッフを募集している。
プレイステーション傘下の同スタジオは、開発プロジェクトに携わる5つのポジションの求人情報を追加したとツイートしている。新たに募集しているポジションは、クリエイティヴ・ディレクター、システム・デザイナー、ストーリー・リード(ゲーム内の物語の担当者)、アート・ディレクター、VFXアーティスト(CG合成処理の担当者)となっている。
カリフォルニア州のバーバンクを拠点とする同スタジオの求人動画はこちらから。
先日、インソムニアック・ゲームズは6月11日に発売されたアクション・アドベンチャー・ゲーム『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』をクランチなしで完成させたと報じられており、ゲーム業界の関係者にとっては上記のポジションを検討する上で注目に値するニュースとなっていた。
『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』の開発者であるグラント・パーカーは少なくとも自分自身は、クランチは一度も必要なかったとツイートしており、「過酷な長時間労働をせずに素晴らしいゲームを創り上げることは可能です」と述べている。
クランチはゲーム業界で大きな問題となっており、アクション・アドベンチャー・ゲーム『サイバーパンク2077』といった有名タイトルの開発においても問題となっていた。
インソムニアック・ゲームズは1994年にテッド・プライズが設立し、前述の『スパイダーマン:マイルズ・モラレス』のほか、『スパイロ・ザ・ドラゴン』シリーズ、『レジスタンス』シリーズ、『サンセット・オーバードライブ』などを開発したことで知られている。
インソムニアック・ゲームズの求人情報の詳細は公式サイトに掲載されている。
なお、ノーティードッグ社も今年に入ってから新作マルチプレイヤー・ゲームの開発者を募集しており、求人情報では特に「マルチプレイヤー・アクション・ゲームに関する豊富な知識」を持つ開発者を求めているとしていた。
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