「E3 2021」の開催に先立ち、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント・スペインは、開発援助プログラム「プレイステーション・タレント」を通じて制作された21本の新作インディ・ゲームを発表している。
「プレイステーション・タレント」はソニー・インタラクティブ・エンタテインメント・スペインが設立した、スペインの小規模スタジオ向けに展開する開発援助プログラムとなっている。
このプログラムを通じて制作されたタイトルとして、人型ロボットのカタツムリが主人公の見下ろし型アクションゲーム『クリッド・ザ・スネイル』が発表されている。トレイラー動画はこちらから。
公開されたインディ・ゲームのジャンルは『エテルナ・ノクティス』や『オペレーション・ハイジャンプ』などの2Dアクション・ゲーム、レース・ゲームの『KEO』、ダンジョンレイダーの『リヴァリア』など多岐に渡っている。
これらの中から先週、一人称視点ホラーゲーム『ルト』のティーザー映像が公開されており、小島秀夫が手掛けたホラー作品『P.T.』を彷彿とさせるビジュアルと設定であったことからファンの間で期待の声が上がっている。
また、一人称視点ならではの楽しさにこだわった作品として、パズルゲームの『インナー・アッシーズ』とホラーゲームの『ドゥ・ノット・オープン』が発表されており、『ドゥ・ノット・オープン』はプレイステーションVR専用タイトルとなっている。
そのほか、主人公が折り紙のように自身の姿を変形させながら冒険していくアドベンチャー・ゲーム『テイル・オブ・ペイパー』、SFステルス・アドベンチャー・ゲーム『ライブラリー・オブ・バベル』、2D格闘ゲーム『いただきスマッシュ』などが紹介されている。
さらに、手書きのアニメーションとシュールなストーリーが組み合わさった不思議なパズルゲーム『メニー・ピーセス・オブ・ミスター・コー』や、パズルゲーム『トゥギャザー』、中国の古典『西遊記』をモチーフにしたアクション・ゲーム『黒神話:悟空』、子供に人気のアニメ『ぽこよ』を基にしたパーティ・ゲームなども公開されている。
世界滅亡後の人類を描いたミステリアスな雰囲気が漂うアドベンチャー・ゲーム『アントロ』、物語性のあるアドベンチャー・ゲーム『オーロラズ・ジャーニー・アンド・ピティフル・ラッキー』、VRレーシング・ゲーム『ネオン・ハット』、アクション・パズル・ゲーム『ポータル』から影響を受けたとされる『システム・オブ・ソウル』、そして4人でエイリアンを操る協力型ゲーム『ウェルカム・トゥ・エンピレウム』も登場する予定となっている。
これらはすべて「プレイステーション・タレント」プログラムの一環で制作されたタイトルとなっているため、当面は全作品がプレイステーション専用になると見られている。
その他のニュースとして、ポーランドのゲーム開発会社であるブルーバー・チームが手掛けたホラーゲーム『ザ・メディウム』は、プレイステーション5での発売に向けて、エンターテインメント・ソフトウェア・レイティング委員会(ESRB)で審査を受けたことが明らかになっている。
本作は今年1月にスチームとマイクロソフト・ストアでPC版が発売され、その後デジタル版がXboxシリーズ向けと「Xboxゲーム・パス」で提供されている。
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