長らく噂されていたカプコンの『バイオハザード4 リメイク』の開発が仕切り直しになったと報じられている。
『VGC』の報道によると、現在作品のリメイクをM-Two社が手がけているが、今後同社が取り組む開発プロジェクトの担当範囲が大幅に削減されることとなり、開発体制の変更に伴って発売も延期されるのではないかと報じている。
カプコンでは社内の中核である第一事業部(デジタルコンテンツ事業部)が『バイオハザード』と『デビルメイクライ』などの主力ゲームを担当していると伝えられている。
同記事は、今回の開発体制の変更はリメイクの方向性に関する意見の不一致が原因であったと続けている。
M-Twoは2020年に『バイオハザード3』のリメイク版を発売したが、初代プレイステーション版の原作からゲームの構造が大幅に逸脱しているとのプレイヤーからの批判を受け、『バイオハザード4』ではより原作に近づけたいと公表していた。
カプコンは『バイオハザード2』や『バイオハザード3』がそうであったように、原作に忠実でありながらも様々な独自の新要素を取り入れたゲームの方向性を好むと言われており、例えば『バイオハザード2』ではシリーズの1作目に登場したミスターXを再登場させて作品の中で前面に押し出し、前作の追憶にひたれるようにしている。
また、同記事ではこの開発体制の再編成に伴って『バイオハザード4 リメイク』の販売が2023年に遅れる可能性があると報じている。『VGC』によると、カプコンはこの件に関するコメントを控えているという。
先日、カプコンは『バイオハザード ヴィレッジ』がPC、PS4、PS5、Xbox One、XboxシリーズX、Xboxシリーズ向けに5月7日に発売となると発表している。
プレイステーション5のプレイヤーはアール・イー・エンジンが可能にした『バイオハザード ヴィレッジ』の雰囲気や映像美を、限定版のヴィジュアル・デモ『メイデン』にて現在無料で直接体験することができる。
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