インテル社の最高経営責任者であるパット・ゲルシンガーは現在のPCの部品不足は業界全体の半導体不足により、あと「2、3年」は続くだろうと述べている。
イギリスのゲーム雑誌『PCゲームズN』 の報道によると、パット・ゲルシンガーは「半導体の爆発的な成長サイクル」は、コロナウイルスの大流行によって在宅勤務者が増加し、世界のサプライ・チェーンに大きな負担をかけていることが原因だと説明している。
「業界は目先の状況に対処すべく措置を講じていますが、半導体製造工場の生産能力や基板などの部品の不足が解消され、需要と供給のバランスが回復するにはあと数年かかる可能性があります」としている。
パット・ゲルシンガーは『ワシントン・ポスト』紙のインタヴューでも同様の見通しを語っており、「生産能力を上げるだけでも2〜3年は必要」として、長期的な視点での問題解決の必要性を説いている。
これまでのところ、コンピュータメーカーや自動車メーカーで部品が不足しており、特定の部品が多数必要とされている。インテルは今後9ヶ月間で部品の供給問題を改善しようとしているが、完全な解決は数年先になると思われる。
今年2月には部品不足の深刻化を受けて、アメリカのジョー・バイデン大統領は100日間にわたる調査を命じていた。
その他のニュースとしては、マイクロソフトとベセスダ・ソフトワークスが、初めて「E3」で合同イベントを開催すると発表している。業界の専門家であるジェイソン・シュライアーは待望のゲーム『スターフィールド』もこのイベントで注目を集めるかもしれないとツイートしている。
ベセスダ・ソフトワークスとマイクロソフトは初めて対等な立場で「ゲームの大規模なラインナップ」のニュースを紹介し、「ワールドプレミア」を開催することを発表している。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.