『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズの新作『ゴッド・オブ・ウォー:ラグナロク』に、主人公の息子「アトレウス」が主役として登場するかもしれない。開発元のソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのサンタモニカ・スタジオでコンセプト・アーティストを務めているサミュエル・マシューズが『ラスト・オブ・アス パート・ツー』を引き合いに出しながら、その可能性を示唆している。
新作ではシリーズの主人公「クレイトス」とその息子「アトレウス」が主人公となり、『ラスト・オブ・アス パート・ツー』のように2人の人物の視点を行き来するような描き方がされるかもしれないという。
サミュエル・マシューズは先日『ゴッド・オブ・ウォー ポッドキャスト』に出演し、この可能性について話している。
「アトレウス」の弓使いとしての腕前に期待しつつも、新作での「クレイトス」と「アトレウス」のプレイの違いについて「両キャラクターを使ってできることはたくさんあります」と説明している。また2人の人物の視点を行き来することで、プレイヤーが「アトレウス」視点でも世界を見ることができるとしている。
海外メディアの『ゲーミング・バイブル』によると、本シリーズのディレクターであるコリー・バルロクは以前、『ゴッド・オブ・ウォー』の「クレイトス」と「アトレウス」の関係は『ラスト・オブ・アス』の「ジョエル」と「エリー」の関係に影響を受けていると述べており、今回のディスカッションはこの話がベースとなっている。
作品の詳細はまだ明かされていないが、弓使いの「アトレウス」が独自の戦闘スタイルで新作の主役として登場すると見られている。
昨年『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズを基にした大人向けのABC学習絵本『ビー・イズ・フォー・ボーイ』が発売されており、絵本では「クレイトス」と息子「アトレウス」の関係が描かれている。絵本は2018年に発売された『ゴッド・オブ・ウォー』の世界観をアルファベット26文字を頭文字に持つ単語を織り込んで「要約したもの」となっている。
イラストレーターのロミーナ・テンペストは「私が最も重視したのは、表情やボディ・ランゲージを通してゲーム内と同じ『クレイトス』と『アトレウス』の父子関係を再現することでした」と話している。
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