スウェーデンのゲーム開発会社であるスターブリーズ・スタジオは、2012年に発売された協力型クライム・シューター・ゲーム『ペイデイ2』の続編となる『ペイデイ3』を急いでリリースするつもりがないことを明らかにしている。
『ゲーム・インダストリー・ドット・ビズ』と同社のインタヴューで、最高経営責任者のトビアス・シェーグレンは『ペイデイ3』の発売は2023年を予定していると改めて語っており、「良いゲームには、長い開発期間が必要です」と述べている。
一方で、同社は『ペイデイ3』を長寿作品となるよう制作していることも明らかにしており、開発チームはすでに「発売後のコンテンツ」も計画しているという。
「今は必ずしも2〜3年の間に続編を発売する必要はなく、むしろプレイヤーの手元に作品が届いた後に、その作品のゲーム・プレイを改善していくのが最近の業界のトレンドです」と彼は語っている。「特にデジタル版はこの傾向が強く、発売後にもコンテンツを充実させることは、ビジネス面でもファンへのサービスにおいてもより良い方法となります」
さらにトビアス・シェーグレンは「コミュニティを管理し、時間をかけて収益化できるタイトルを制作する」ことは、スターブリーズ・スタジオの強みのひとつであり『ペイデイ3』は「この強みを生かす方向で制作していきます」と続けている。
今年初めスターブリーズ・スタジオは、コンピューター・ゲーム持株会社のエンブレイサー・グループ(旧THQノルディック AB)の子会社であるコチ・メディアと販売契約を結んでいる。同社は当時、この提携が『ペイデイ3』の「継続的な開発を安定して行う」ことに役立つと述べている。
2020年10月、同社は2016年に制作発表した『ペイデイ3』の開発に継続して取り組んでいることを明らかにしていた。『ペイデイ』の公式ツイッター・アカウントは本作は「設計段階」であると述べていた。
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