ソニーはアナリストたちに対してプレイステーション5本体の在庫不足は来年まで続く見通しだと報告していることが明らかとなっている。
『ブルームバーグ』によると、4月下旬に行われたアナリスト向け説明会で最高財務責任者の十時裕樹はプレイステーション5の需要が「今年中に落ち着く」とは思わないと述べたという。
「来年さらに多くのデバイスを確保してプレイステーション5の生産台数を増やしたとしても、需要を上回る供給量にはならないでしょう」と十時裕樹は述べている。
またソニーの決算報告によると、プレイステーション5本体の販売台数は3月31日時点ですでに780万台となっており、「今年度は少なくとも1480万台の販売を目指します」としている。
また、同社はアナリストらに対して、昨年11月の発売以来プレイステーション5は供給不足に直面していることを明らかにしている。
発売以降、需要の高さだけでなくオンライン購入者による「転売行為」の横行も相まってプレイステーション5の品薄状態が続いている。
この事態を受けてイギリスの大手小売チェーン「ゲーム」は1月に転売対策を講じると発表している。
「ゲーム」は声明文の中で次のように述べている。「当社では、できるだけ多くのお客様にご購入いただけるよう『お客様1名につき1台まで』とする方針を徹底して参ります」
その他の関連ニュースとしては、プレイステーション5の再設計版が2022年に生産されるという噂が報じられている。
これは、台湾のビジネス紙『デジタイム』が業界関係者の話を引用したもので、台湾の半導体メーカーTSMCが再設計版のプレイステーション5を生産する予定だと報じている。
また、ゲームコンサルタント会社のカンタン・ゲームズの代表であるセルカン・トトは現行の5nmチップではコストがかかりすぎるため、再設計版のゲーム機にはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)製の「半カスタマイズされた新しい」6nm CPUが搭載されるだろうと述べている。
また、『デジタイム』は再設計版のプレイステーション5は現行製品より高性能になり、変更点も内部の部品のみになるだろうと伝えている。プレイステーション5の外観は変わらないと報じている。
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