『バイオハザード』シリーズ最新作となる『バイオハザード ヴィレッジ』は前作をプレイしたファンからのフィードバックを踏まえ、ホラー要素を控えめにしていることが明らかとなっている。
『バイオハザード ヴィレッジ』のプロデューサーである神田剛はアメリカのニュース・サイト『アクシオス』のインタヴューで次のように述べている。「『バイオハザード7 レジデント イービル』に関して寄せられたフィードバックの中には、『怖すぎてプレイできない』というものがありました」
「一方、誰でも心地よく没頭できる作品を作ることが私たちのゴールでもあります」と神田剛は続けている。「その為、『バイオハザード7 レジデント イービル』と比べて、『バイオハザード ヴィレッジ』ではプレイヤーがプレイ中に感じる緊張に緩急をつけ、常に恐怖を感じることがないようにしました」
神田剛は『バイオハザード』シリーズで新しいホラー体験の制作に取り組む姿勢については次のように述べている。「『バイオハザード』の新作を開発する際には、前作よりも怖い作品にすることではなく、怖くも楽しい体験になるバランスの取れた作品にすることが目標となります」
また、『バイオハザード7 レジデント イービル』の舞台「ベイカー邸」では壁に挟まれた閉鎖的な場所でのプレイが多かったのに対し、『バイオハザード ヴィレッジ』では開放的な場所が舞台になることも明らかにしている。
『バイオハザード ヴィレッジ』について『NME』のジョーダン・オロマンは5つ星中4つ星の評価をつけ、「傑作ホラーゲームの領域に入っている」と評し、「ドナ・ベネヴィエントの屋敷でプレイする場面は最高でした」と述べている。
彼は次のように続けている。「これからプレイする人の為に詳細は控えますが、この場面はいわば狭苦しい空間に閉じ込められた状態でタンゴを踊るようなもので、恐怖を生み出す存在が前面に現れない唯一の場面であり、恐怖の度合いは110%にまで高まりました。小島秀夫が手掛けたホラー作品『P.T.』を思い出しましたし、私の心の奥底まで見透かされているかのように感じました」
関連ニュースとして、カプコンは3月26日に『モンスターハンターライズ』を発売しており、4月末には同タイトルの無料アップデートが配信されている。アップデートでは3体の「古龍種」のほか、多数の新モンスターや新機能がゲームに追加されている。
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