ソニー・インタラクティブエンタテインメントのサンディエゴ・スタジオが開発した野球ゲーム『MLBザ・ショウ21』が4月20日の発売と同時にXboxゲーム・パスに登場すると発表されている。これにより『MLBザ・ショウ21』は同スタジオが手掛ける初のXboxゲーム・パス対応作品となっている。
同タイトルは発売日の2021年4月20日からXboxゲーム・パスに登場する予定となっており、「クロス・プログレッション」機能に対応している。プラットフォーム間でのクロス・プレイが可能になるためXboxゲーム・パスの会員は、オンラインでPlayStationユーザーと対戦することができるようになる。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントと米プロ野球リーグ(MLB)は2019年12月に「マルチ・プラットフォームでのビデオ・ゲームに関するパートナーシップ」の締結を発表していた。MLBのコミュニケーション部門の公式ツイッター・アカウントは同タイトルが「早ければ2021年に、PlayStation以外のプラットフォームでもリリースされる」とツイートしていた。
同社が自社のサブスクリプション・サービスであるPlayStation Nowで『MLBザ・ショウ21』をリリースするかどうかは現時点でまだ発表されていない。PlayStationのユーザーは月額1180円の同サービスを利用する代わりに、ゲームソフトを(6490円〜10890円)で購入することでプレイできる。
今回の『MLBザ・ショウ21』の発売は、マイクロソフトにとって2021年初めにベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアを75億ドル(約8130億円)で買収して以来のゲーム事業の拡大を意味している。
Xboxの責任者であるフィル・スペンサーはマイクロソフトがベセスダ・ソフトワークスを買収したことで、今後開発する一部の新作タイトルは「XboxとPCの独占タイトル」になることを明らかにしている。
先日、マイクロソフトはビデオゲーム・チャットコミュニティーを運営するディスコード社の買収に向けて交渉中であると報じられている。米ブログサイト『テック・クランチ』は昨年12月時点でディスコードの企業評価額を70億ドル(約7600億円)と報道していた。
Xboxゲーム・パスでは新作タイトルが発売日に続々と追加されており、これが同プラットフォームの大きな魅力の一つとなっている。ポーランドのゲーム開発会社ピーポー・キャン・フライが開発したシューティング・ゲーム『アウトライダーズ』もグーグル・ステイディアと同様に、発売日にXboxゲーム・パスに追加されている。
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