『エルデン・リング』をはじめフロム・ソフトウェアのゲームはその難易度の高さで知られ、多くのプレイヤーが有利にするために攻略法を使っているが、ディレクターの宮崎英高はそれは知りつつも攻略法を使わないことを「勧めたい」と述べている。
宮崎英高は『PCゲーマー』に次のように語っている。「もちろん、プレイヤーは攻略法を参考にするでしょうし、ウェブやコミュニティには秘密や攻略法にアクセスできる豊富な情報があるでしょう。我々もそれは予想していました」
宮崎英高は次のように続けている。「しかし、それを前提に何かを作ったり、計画したりすることはありません。どちらかといえば、完全に知らずに有機的に進んでいきたいと思っているプレイヤーに応えようとしています。もしそれができていないのであれば、私たちには改善の余地があります」
『エルデン・リング』の拡張版DLCである『シャドウ・オブ・ジ・エルドツリー』は6月21日に発売が予定されているが、宮崎英高はすでに何十時間もプレイしているプレイヤーであれば、攻略法を使わずに拡張版をクリアできると語っている。
「攻略法を読みながらプレイするプレイヤーを必ずしも想定しているわけではありません。もちろん、それは完全に有効なプレイスタイルであり、攻略法を片手にアプローチするのが好きなプレイヤーを尊重します。我々はただ、それが前提条件ではなく、彼らに有利なようにゲームをデザインしていることを伝えたいだけです」
先日、宮崎英高は『シャドウ・オブ・ジ・エルドツリー』が「最初にして最後の」DLCになると明らかにしている。「『エルデン・リング』でさらにコンテンツを増やしていくプランはありません」
「『エルデン・リング』は広い世界での探索と冒険を重視しています。そのような体験を提供するために広大で巨大な舞台がどうしても必要になります。そのため、いくつかに分割するのではなく、単純に1つの大きな拡張コンテンツを作った方が良かったのです。もし別々に販売していたら、探索の自由度や冒険の感覚は減ってしまうでしょう」と宮崎英高は続けている。
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