『スーパーマリオブラザーズ』の生みの親である宮本茂は映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に厳しい評価が寄せられたことで「話題性につながった」と感謝の思いを口にしている。
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は先月公開されて、アニメ映画としては史上最大の興行成績を既得している。宮本茂は新たなインタヴューで映画が期待を超えた成功を収めていることを認め、「幸運」でしか達成できない世界的な反響が寄せられていると語っている。
「映画もいけるんじゃないかという期待はしていたんですけど、蓋を開けてみて想像以上だったことには驚いています」と宮本茂は『任天堂ドリーム・ウェブ』に語っている。「何か幸運が手伝わないと、なかなかここまでにはならないですよね」
宮本茂は映画に厳しい評価が寄せられたことで、露出が増えて感謝しているとも述べている。「海外の評論家がけっこう低い評価をつけているんですよ。そういうところも話題性につながったと思います。映画の定義が変わったとか言ってもらえたら嬉しいなと。それぐらい幸運でした」
日本版の映画にはアメリカ版とは少し異なるアプローチがあったと説明すると同時に、宮本茂はアニャ・テイラー=ジョイ、クリス・プラット、ジャック・ブラックが出演するこの映画が、より多くの任天堂ベースの映画への道を開くことになるという希望を語っている。
「ニンテンドーピクチャーズという会社を立ち上げましたし、映像もコンテンツなので、ゲームに絞らずにコンテンツを作ろうということはもちろん今後もやっていきます。ただ発表するようなものは当分は何もありません」
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』についてはジャック・ブラックが歌う主題歌“Peaches”が全米シングル・チャートにランクインしたことも明らかになっている。
“Peaches”はリリース初週でアメリカで580万回のストリーミング再生と6000ダウンロードのセールスを上げ、83位にランクインしている。“Peaches”のミュージック・ビデオはこれまでに2630万回以上再生されている。
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