Photo: Square Enix
『ファイナルファンタジーXVI』のプロデューサーである吉田直樹は同作がプレイステーション5で半年間の時限独占になっていることに触れつつ、発売から半年後にPC版がリリースされることはないと明言している。
2020年に発売が発表された『ファイナルファンタジーXVI』はプレイステーション5の独占タイトルであることについて、これまで混乱の対象となってきた。本作の発表時に公開されたトレイラーでは「PC版もリリース予定」と記されていたが、スクウェア・エニックスは後になってそれを撤回し、PC版のリリースを否定している。
その後、ソニーは『ファイナルファンタジーXVI』が6ヶ月間、プレイステーション5独占になることを明らかにしている。しかし、これによりこの期間の間は他のプラットフォームでリリースされることはないが、その期間が終わり次第、PC版がリリースされるのではないかという憶測を呼ぶ事態となっていた。
今回、吉田直樹はプレイステーション・ブログで「いずれ」PC版をリリースしたいが、半年間の期間が終わったら、すぐにリリースされるわけではないと述べている。
「まず、PS5というプラットフォームで『FINAL FANTASY XVI』が半年間の時限独占になっているのは事実です。ただ、それとPC版が半年後に出るのは全く違う話です。明言しておきますが、半年後にPC版は出ません」
吉田直樹は次のように続けている。「なぜなら、われわれは最高のゲーム体験をお届けするために、PS5というプラットフォームに時間とコストをかけて最適化してきました。もちろん1本でも多く、皆さんに遊んでいただくために、PC版はいずれ出したいです。ただ、PS5版が出てからPC版の最適化を始めたとして、半年では最適化しきれないので、半年という短いスパンでは出ません」
吉田直樹は「いずれ発売したいですし、出すとは思いますが、今は時期を言える段階ではありません」と述べている。
『ファイナルファンタジーXVI』は6月22日の世界同時発売が予定されており、吉田直樹は「今はマスターアップ直前になっています。天変地異が起こらないかぎり、遅延する要素はありません」と語っている。
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