『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』の統計データを提供している人気サイトの『SBMMウォーゾーン』が、ゲームの発売元であるアクティヴィジョンから弁護士を通じて閉鎖命令を受けていることが明らかとなっている。
このニュースは『SBMMウォーゾーン』のツイッター・アカウントによって報じられている。アクティヴィジョンは『SBMMウォーゾーン』が『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』の利用規約に違反していると主張しており、APIを使用して様々な統計情報を提供していることがその理由だとしている。
『SBMMウォーゾーン』のツイッター・アカウントによると、弁護士から受け取った通知には「月曜日までに要請に応じるよう」と書かれていたとしており、アクティヴィジョンは「プレイヤーのプライバシーの保護」を要求しているという。
Activision’s lawyers reached out and asked us to shut down https://t.co/aX094FtqB8. According to their ToS, we can’t use their API. We’ve tried to reach them multiple times to become Partners, now is our last shot. Anyone working at #Activision, please reach out [1/7] ⬇️ pic.twitter.com/EBFNSee2R7
— SBMM Warzone (@SbmmWarzone) March 26, 2021
これに対して『SBMMウォーゾーン』は「お互いがパートナーになれば(GDPRの規定に基づいて)プライバシーの保護を保証できるようになると考えている」と回答している。同サイトは「(双方やプレイヤーを含め)全員が納得する」解決策を模索するため、アクティヴィジョンに連絡を取ろうとしたとツイートしている。
「何よりも『ウォーゾーン』の試合結果を求めて私たちを頼りにしてくれているコミュニティを失望させたくありません」と続けている。
『SBMMウォーゾーン』のツイートに対して同サイトが購読料を課していることを指摘するコメントも寄せられており、これがアクティヴィジョンの主張する問題点の一部となっていると見られている。『SBMMウォーゾーン』の運営側はその可能性について否定している。
『SBMMウォーゾーン』の共同設立者の一人であるバンジャマン・デュフレンヌは『ユーロゲーマー』に対して、「アクティヴィジョンの申し立てはプライバシーの保護に関するものだと確信している」と話した上で、「プライバシーの保護、SBMM自体(または当社のサイト上のコンテンツ)、収益化のいずれについても、アクティヴィジョンと共通認識を得る手段はまだ残されている」と述べている。
関連のニュースとして、開発元のトレイアーク社は3月25日に『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』で初となるアップデートを配信し、ゲーム内では武器のバランス調整などが行われている。
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