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ユービーアイソフトのアクション・アドベンチャー・ゲーム『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』では、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では描写のない1年間が舞台になることが明らかとなっている。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の共同製作者であるジョン・ランドーは『アバター』シリーズについて、監督兼製作者のジェームズ・キャメロンとともに具体的な構想があると述べている。

制作陣は神秘の星「パンドラ」のストーリーすべてについて、映画版とゲーム版の整合性を考えているという。ジョン・ランドーは『ポリゴン』のインタヴューでゲーム『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』について「私たちは、映画の内容がベースになるのを望んでいます」と述べている。「だから、ゲームも映画のストーリーと矛盾する内容であってはなりません」

ジェームズ・キャメロンと長年の協力関係にあるジョン・ランドーは次のように説明している。「『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』はパンドラの未開の地“西部の荒野”が舞台となっています。そこは映画には登場しない場所です。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では描写のない1年間がありますが、ゲームではその期間に起こった出来事が描かれています」と語っている。

『アバター』シリーズの具体的な構想は、ジェームズ・キャメロンとジョン・ランドーのパンドラの物語を中心に展開させたいという考えから生まれている。ジョン・ランドーは、アバターが『マーベル』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズのようなアプローチはとらないと説明しており、クオリティやクリエイティヴな構想が大事だと述べている。

「ドラマシリーズ作品を作ろう、そしてまたドラマシリーズをやろう、1年後には続編を作ろう、という考えではありません。それは私たちらしくありません」と彼は説明している。「『アバター』にはそれを望んでいません。私たちの希望はブランド・パートナーの一番得意なことを見つけて、彼らに得意分野に挑戦してもらい、自分たちの視野を広げることなのです」

ジョン・ランドーは映画とゲームに共通するストーリーの特徴についても語っている。「『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』のストーリーは映画と一貫しており、RDA社や映画のキャラクターが登場しています。RDA社の指揮官であるアードモア将軍がゲームの中で話題になっていますが、将軍たちは未開の地“西部の荒野”ではなく、ブリッジヘッドの基地に戻っています」

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』はオリジナル版『アバター』の続編となっている。神秘の星「パンドラ」の一員となった元海兵隊員のジェイク・サリーがネイティリや子どもたちとともに幸せに暮らす様子や様々な困難に立ち向かっていく姿が描かれている。

人類が再びパンドラに現れると、2人は故郷を追われてパンドラの地をさまようことになる。やがて、侵略の手が迫ってきて、ジェイク・サリーは人類と戦わなければならない。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日に劇場公開されている。

ゲーム『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』はクラウド・ゲーム・サービス「アマゾン・ルナ」、プレイステーション5、PC(Windows)、Xbox シリーズ Xで2023年3月にリリースが予定されている。

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