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マイケル・ジャクソンが出演するセガのアーケード向けシミュレーター『スクランブル・トレーニング』のマスターテープが意外にもイギリスのフリーマーケットで発見されたことが明らかとなっている。

1993年に発売された『スクランブル・トレーニング』はアーケード・シューティングゲームと、セガのヴァーチャルライド・マシン『AS-1』を融合させたゲームで、マイケル・ジャクソンがナレーター(教官)としてガイド役を務めている。

セガが映画『ムーンウォーカー』から着想を得てアーケード用とメガドライブ向けに『マイケル・ジャクソンズ ムーンウォーカー』シリーズを開発したこともあり、マイケル・ジャクソンとセガは長年にわたって協力関係があった。

今年6月には、ソニックチームの元代表の中裕司が『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の楽曲はマイケル・ジャクソンが制作したことを認めている。

ゲーム映像を保存する団体のゲーミング・アレキサンドリアによると、今回イギリスのフリーマーケットで『スクランブル・トレーニング』のマスターテープが発見されて、その映像がYouTubeで視聴できるという。

『スクランブル・トレーニング』の映像はこちらから。

「セガAS-1(マイケル・ジャクソン ヴァージョン)」と書かれたマスターテープはセガ・アミューズメント・ヨーロッパの元従業員の親戚が出品していた。

その後、セガのファングループと、映像のデジタル化サービスを行うオックスフォード・デュプリケーション・センターがマスターテープのデータを抽出して、英語版と日本語版の映像をインターネット・アーカイヴやYouTubeで公開している。

『スクランブル・トレーニング』のゲームプレイ映像は初公開だと報じられているが、ゲームの詳細は謎に包まれたままとなっている。

その他のニュースとして、今年10月には、マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』の裏側を追ったドキュメンタリーが製作中だと発表されており、ソニー・ミュージック・エンタテインメントと遺産管理団体がプロデューサーとして製作に参加していることが明らかとなっている。

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