『ヴァロラント』のコーチである“ロブウィズ”ことロブ・ケネディは女子世界大会「2022 ヴァロラント ゲーム チェンジャーズ チャンピオンシップ」の準決勝で「相手を侮辱するジェスチャー」をしたとして、決勝戦への出場が禁じられたことが明らかとなっている。
『ヴァロラント』のEスポーツ部門は声明で、「ショッピファイ・リベリオンGC」チームのコーチであるロブ・ケネディが11月19日、大会準決勝のステージ上で「クラウド9・ホワイト」チームの選手らに対して「相手を侮辱するジェスチャー」をしたと主張している。
ロブ・ケネディは「(コーチや選手らは)常に自らの最も高い水準の誠実さとスポーツマンシップをもって振る舞わなければならない」と定めた「グローバル競技ポリシー」の条項7.1.2に違反したという。
声明では、選手に対して「侮辱する」ような振る舞いはコーチとしての行動規範に反すると述べられている。ロブ・ケネディは「相手を侮辱するジェスチャー」をしたとして、11月20日の決勝戦への出場禁止に加えて罰金も科されており、「競技ポリシーに再度違反した場合には、さらに厳しい処分が下されると警告」されたという。
ロブ・ケネディはツイッターで「選手たちと一緒に頑張ってきた」が、チームと決勝戦に出場できず残念だとコメントしている。また、チームのファンに対しても「失望させて申し訳ない」と謝罪している。
クラウド9・ホワイトの所属選手であるメル(meL)は次のようにツイートしている。「ちなみに、これは私のチームが(大会運営者たちに)働きかけたことではありません。レキシー(alexis)と私はロブウィズの映像クリップを見て、面白い映像だったと伝えていました。双方のチームの仲が悪いわけではありません。こんなことになってしまい、ショッピファイ・リベリオンGCの皆さんに申し訳ないです」
A competitive ruling has been issued against Rob “Robwiz” Kennedy. #VCTGameChangers pic.twitter.com/XxWpsgTWOy
— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) November 20, 2022
SNS上では『ヴァロラント』の公式大会でポリシーに違反したときの罰則に一貫性がないと懸念する声があがっている。
フナティック(Fnatic)の所属選手のダーク(Derke)は自身の所属チームの選手らが同じ「相手を侮辱するジェスチャー」をしている複数の写真をツイートしており、ヒート(Heet)所属のエクルズ(ec1s)は「もしこの場合にも当てはまるなら、フナティックは次の公式戦では3人で5人の相手をして、ダークとボースターは欠場ってことになるな」とコメントしている。ダークとボースターには500ドル(約7万円)の罰金が科されたが、試合への出場を禁じる処分はなかったという。
また、ツイッター・ユーザーのRazurは「2022 ヴァロラント ゲーム チェンジャーズ チャンピオンシップ」の公式ルールに従うと、「不適切な行為」が2回行われた場合に出場が禁じられると投稿している。「ロブウィズは他にどのような“不適切な行為”を行ったのでしょうか? 彼を決勝戦で欠場させれば、大会でスポーツマンシップの精神が守られることになるのでしょうか?」とRazurはツイートしている。
Razurは撮影されていない場所などでもロブウィズが“不適切な行為”を行っていた可能性があり、彼が行った“不適切な行為”は1回だけだったと断言はできないと続けている。また、別のツイッター・ユーザーはRazurのツイートを受けて「大会側はもう1つの“不適切な行為”についても声明」で言及するべきだったとリプライしている。
その他のニュースとして、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』に収録されているサイドクエストには、亡くなった開発者を偲ぶための隠し要素が含まれていることが明らかとなっている。
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